エルロチニブ錠150mg「NK」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
下痢、食欲不振、爪囲炎、爪障害、皮膚乾燥、皮膚亀裂、口内炎、脱水、紅斑、皮膚剥脱、脱毛
起こる可能性のある重大な副作用
ざ瘡様皮疹、発疹、重度皮膚障害、間質性肺疾患、間質性肺炎、肺臓炎、放射線性肺臓炎、器質化肺炎、肺線維症、急性呼吸窮迫症候群、肺浸潤、胞隔炎、ALT上昇、AST上昇、ビリルビン上昇、重篤な肝機能障害、重度下痢、悪心、嘔吐、脱水症状、腎不全、皮膚潰瘍、皮膚そう痒症、消化管潰瘍、消化管出血、蜂巣炎、敗血症、感染症、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、重篤な水疱性皮膚障害、重篤な剥脱性皮膚障害、眼痛、肝炎、肝不全、急性腎障害、重篤な腎機能障害、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、消化管穿孔、角膜穿孔、角膜潰瘍
上記以外の副作用
皮下出血、皮膚色素沈着、皮膚血管炎、IgA血管炎、光線過敏症、結膜炎、眼乾燥、角膜炎、眼瞼炎、睫毛異常、眉毛異常、眼そう痒症、角膜びらん、眼脂、霧視、流涙増加、ぶどう膜炎、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、クレアチニン上昇、BUN上昇、血尿、尿沈渣異常、貧血、血小板減少、白血球増加、白血球減少、好中球減少、リンパ球減少、好中球増加、INR上昇、口唇炎、腹痛、便秘、胃炎、口内乾燥、消化不良、腸炎、アミラーゼ増加、食道炎、鼻出血、呼吸困難、咳嗽、喀血、口腔咽頭痛、頭痛、味覚異常、不眠症、浮動性めまい、末梢性ニューロパチー、意識障害、皮膚感染、肺感染、上気道感染、倦怠感、発熱、疲労、電解質異常、体重減少、血中アルブミン減少、CRP上昇、浮腫、血圧上昇、筋肉痛、筋痙縮、筋痙攣、血糖値上昇、総蛋白減少、血栓、塞栓、男性型多毛症
エルロチニブ錠150mg「NK」の用法・用量
- 通常、成人にはエルロチニブとして150mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 副作用の発現により用量を変更する場合には、50mgずつ減量すること
- 7.2. 高脂肪・高カロリー食の後に本剤を投与した場合、AUCが増加するとの報告がある
- 食事の影響を避けるため食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること〔16.2.2参照〕
- 7.3. 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、「17.臨床成績」及び「15.1臨床使用に基づく情報」の項の内容を熟知し、選択すること〔15.1.2、17.1.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
エルロチニブ錠150mg「NK」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
ケトコナゾール |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
イトラコナゾール |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
クラリスロマイシン |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
テリスロマイシン |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
インジナビル |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
ネルフィナビル |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
リトナビル |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
サキナビル |
エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 |
エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
リファンピシン類 |
エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
フェニトイン |
エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
カルバマゼピン |
エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
フェノバルビタール |
エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
シプロフロキサシン |
エルロチニブのAUC<幾何平均値>が39%上昇、エルロチニブのCmax<幾何平均値>が17%上昇 |
プロトンポンプ阻害剤 |
エルロチニブのAUC<幾何平均値>が46%低下 |
オメプラゾール |
エルロチニブのAUC<幾何平均値>が46%低下 |
H2受容体拮抗剤 |
エルロチニブのAUC<幾何平均値>が33%低下 |
ラニチジン |
エルロチニブのAUC<幾何平均値>が33%低下 |
血液凝固阻止剤 |
INR増加、胃腸出血 |
ワルファリン |
INR増加、胃腸出血 |
非ステロイド系抗炎症剤 |
胃腸出血 |