タルセバ錠150mgに関係する解説
分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)
- タルセバ錠150mgは、分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)に分類される。
- 分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)とは、上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ活性を選択的に阻害することでがん細胞の増殖を抑制する薬。
分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)の代表的な商品名
- イレッサ
- タルセバ
- ジオトリフ
- タグリッソ
- ビジンプロ
商品名 | タルセバ錠150mg |
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一般名 | エルロチニブ塩酸塩錠 |
薬価・規格 | 5368.5円 (150mg1錠) |
薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 | 中外製薬 |
ブランド | タルセバ錠25mg 他 |
YJコード | 4291016F3023 |
レセプト電算コード | 620005892 |
識別コード | T150 |
下痢、食欲不振、爪囲炎、爪障害、皮膚乾燥、皮膚亀裂、口内炎、脱水、紅斑、皮膚剥脱、脱毛
ざ瘡様皮疹、発疹、重度皮膚障害、間質性肺疾患、間質性肺炎、肺臓炎、放射線性肺臓炎、器質化肺炎、肺線維症、急性呼吸窮迫症候群、肺浸潤、胞隔炎、ALT上昇、AST上昇、ビリルビン上昇、重篤な肝機能障害、重度下痢、悪心、嘔吐、脱水症状、腎不全、皮膚潰瘍、皮膚そう痒症、消化管潰瘍、消化管出血、蜂巣炎、敗血症、感染症、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、重篤な水疱性皮膚障害、重篤な剥脱性皮膚障害、眼痛、肝炎、肝不全、急性腎障害、重篤な腎機能障害、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、消化管穿孔、角膜穿孔、角膜潰瘍
皮下出血、皮膚色素沈着、皮膚血管炎、IgA血管炎、光線過敏症、結膜炎、眼乾燥、角膜炎、眼瞼炎、睫毛異常、眉毛異常、眼そう痒症、角膜びらん、眼脂、霧視、流涙増加、ぶどう膜炎、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、クレアチニン上昇、BUN上昇、血尿、尿沈渣異常、貧血、血小板減少、白血球増加、白血球減少、好中球減少、リンパ球減少、好中球増加、INR上昇、口唇炎、腹痛、便秘、胃炎、口内乾燥、消化不良、腸炎、アミラーゼ増加、食道炎、鼻出血、呼吸困難、咳嗽、喀血、口腔咽頭痛、頭痛、味覚異常、不眠症、浮動性めまい、末梢性ニューロパチー、意識障害、皮膚感染、肺感染、上気道感染、倦怠感、発熱、疲労、電解質異常、体重減少、血中アルブミン減少、CRP上昇、浮腫、血圧上昇、筋肉痛、筋痙縮、筋痙攣、血糖値上昇、総蛋白減少、血栓、塞栓、男性型多毛症
薬剤名 | 影響 |
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薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
ケトコナゾール | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
イトラコナゾール | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
クラリスロマイシン | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
テリスロマイシン | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
インジナビル | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
ネルフィナビル | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
リトナビル | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
サキナビル | エルロチニブのAUC<中央値>が86%・Cmax<中央値>が69%上昇 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 | エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
リファンピシン類 | エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
フェニトイン | エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
カルバマゼピン | エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
フェノバルビタール | エルロチニブのAUC<中央値>が69%低下 |
シプロフロキサシン | エルロチニブのAUC<幾何平均値>が39%上昇、エルロチニブのCmax<幾何平均値>が17%上昇 |
プロトンポンプ阻害剤 | エルロチニブのAUC<幾何平均値>が46%低下 |
オメプラゾール | エルロチニブのAUC<幾何平均値>が46%低下 |
H2受容体拮抗剤 | エルロチニブのAUC<幾何平均値>が33%低下 |
ラニチジン | エルロチニブのAUC<幾何平均値>が33%低下 |
血液凝固阻止剤 | INR増加、胃腸出血 |
ワルファリン | INR増加、胃腸出血 |
非ステロイド系抗炎症剤 | 胃腸出血 |