処方薬
ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」
後発

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の基本情報

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の概要

商品名 ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」
一般名 ゲフィチニブ錠
薬価・規格 1994.2円 (250mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 高田製薬
YJコード 4291013F1094
レセプト電算コード 622679101
添付文書PDFファイル

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の用途

  • EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、嘔気、嘔吐、食欲不振、AST上昇、ALT上昇、発疹、皮膚そう痒症、皮膚乾燥、皮膚亀裂、ざ瘡

起こる可能性のある重大な副作用

急性肺障害、間質性肺炎、肝機能障害、重度下痢、脱水、多形紅斑、血尿、出血性膀胱炎、消化管潰瘍、消化管出血、腎不全、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、肝炎、黄疸、肝不全、LDH上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、重度肝機能検査値変動、急性膵炎、腹痛、血清アミラーゼ値上昇、消化管穿孔

上記以外の副作用

皮膚症状、爪障害、口内炎、無力症、倦怠感、脱毛、皮下出血、結膜炎、眼瞼炎、角膜炎、角膜びらん、眼乾燥、口内乾燥、白血球減少、血小板減少、じん麻疹、鼻出血、クレアチニン上昇、蛋白尿、発熱、出血、疲労、皮膚血管炎、手掌・足底発赤知覚不全症候群、過敏症、血管浮腫、INR上昇

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の用法・用量

  • 通常、成人にはゲフィチニブとして250mgを1日1回、経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 日本人高齢者において無酸症が多いことが報告されているので、食後投与が望ましい〔9.1.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 間質性肺炎
    • 全身状態の悪い
    • 薬剤性肺炎
    • 無酸症
    • 急性肺障害
    • 著しい低胃酸状態が持続
    • じん肺症
    • 特発性肺線維症
    • 放射線肺炎
    • 化学療法歴のない進行非小細胞肺癌

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
肝薬物代謝酵素CYP2D6で代謝される薬剤 血中濃度を増加
メトプロロール AUCは平均で35%増加
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
バルビツール酸誘導体 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
アゾール系抗真菌剤 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
マクロライド系抗生物質 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
リトナビル 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
ジルチアゼム 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
ベラパミル 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
プロトンポンプ阻害剤 著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下
オメプラゾール 著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下
H2受容体拮抗剤 著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下
ラニチジン塩酸塩 著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下
ワルファリン INR上昇、出血
ビノレルビン 重篤な好中球減少、白血球減少、血小板減少

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

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ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」に関係する解説

分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)

  • ゲフィチニブ錠250mg「ヤクルト」は、分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)に分類される。
  • 分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)とは、上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ活性を選択的に阻害することでがん細胞の増殖を抑制する薬。

分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)の代表的な商品名

  • イレッサ
  • タルセバ
  • ジオトリフ
  • タグリッソ
  • ビジンプロ
分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)についての詳しい解説を見る