ゲフィチニブ錠250mg「日医工」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
下痢、嘔気、嘔吐、食欲不振、AST上昇、ALT上昇、発疹、皮膚そう痒症、皮膚乾燥、皮膚亀裂、ざ瘡
起こる可能性のある重大な副作用
急性肺障害、間質性肺炎、肝機能障害、重度下痢、脱水、多形紅斑、血尿、出血性膀胱炎、消化管潰瘍、消化管出血、腎不全、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、肝炎、黄疸、肝不全、LDH上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、重度肝機能検査値変動、急性膵炎、腹痛、血清アミラーゼ値上昇、消化管穿孔
上記以外の副作用
皮膚症状、爪障害、口内炎、無力症、倦怠感、脱毛、皮下出血、結膜炎、眼瞼炎、角膜炎、角膜びらん、眼乾燥、口内乾燥、白血球減少、血小板減少、じん麻疹、鼻出血、クレアチニン上昇、蛋白尿、発熱、出血、疲労、皮膚血管炎、手掌・足底発赤知覚不全症候群、過敏症、血管浮腫、INR上昇
ゲフィチニブ錠250mg「日医工」の用法・用量
- 通常、成人にはゲフィチニブとして250mgを1日1回、経口投与する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 日本人高齢者において無酸症が多いことが報告されているので、食後投与が望ましい〔9.1.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ゲフィチニブ錠250mg「日医工」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
肝薬物代謝酵素CYP2D6で代謝される薬剤 |
血中濃度を増加 |
メトプロロール |
AUCは平均で35%増加 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
フェニトイン |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
カルバマゼピン |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
リファンピシン類 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
バルビツール酸誘導体 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
アゾール系抗真菌剤 |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
イトラコナゾール |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
マクロライド系抗生物質 |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
エリスロマイシン |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
リトナビル |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
ジルチアゼム |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
ベラパミル |
本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加 |
プロトンポンプ阻害剤 |
著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下 |
オメプラゾール |
著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下 |
H2受容体拮抗剤 |
著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下 |
ラニチジン塩酸塩 |
著しい低胃酸状態が持続することにより本剤の血中濃度が低下 |
ワルファリン |
INR上昇、出血 |
ビノレルビン |
重篤な好中球減少、白血球減少、血小板減少 |