エベレンゾ錠20mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
甲状腺機能低下症、うっ血性心不全、動悸、網膜出血、嘔吐、下痢、便秘、悪心、腹部不快感、腹痛、消化不良
起こる可能性のある重大な副作用
血栓塞栓症、脳梗塞、急性心筋梗塞、肺塞栓症、シャント閉塞、痙攣発作、中枢性甲状腺機能低下症、血中甲状腺刺激ホルモン低値、TSH低値
上記以外の副作用
胃障害、浮腫、末梢性浮腫、倦怠感、結膜炎、シャント狭窄、リパーゼ増加、ALT増加、CK増加、高カリウム血症、高リン酸塩血症、鉄欠乏、食欲減退、低アルブミン血症、浮動性めまい、不眠症、女性化乳房、咳嗽、間質性肺疾患、皮膚そう痒症、高血圧、医療機器内血栓、TSH減少、遊離T3減少、遊離T4減少、血中ビリルビン増加、全身性剥脱性皮膚炎
エベレンゾ錠20mgの用法・用量
- 赤血球造血刺激因子製剤で未治療の場合通常、成人には、ロキサデュスタットとして1回50mgを開始用量とし、週3回経口投与する
- 以後は、患者の状態に応じて投与量を適宜増減するが、最高用量は1回3.0mg/kgを超えないこととする
- 赤血球造血刺激因子製剤から切り替える場合通常、成人には、ロキサデュスタットとして1回70mg又は100mgを開始用量とし、週3回経口投与する
- 以後は、患者の状態に応じて投与量を適宜増減するが、最高用量は1回3.0mg/kgを超えないこととする
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 赤血球造血刺激因子製剤から切り替える場合の開始用量次を参考に切替え前の赤血球造血刺激因子製剤投与量から本剤の投与量を決定し、切り替えること
- 1). エリスロポエチン製剤4500(IU/週)未満、ダルベポエチンアルファ20(μg/週)未満、エポエチンベータペゴル100(μg/4週)以下から切り替える場合の開始用量:本剤70(mg/回)
- 2). エリスロポエチン製剤4500(IU/週)以上、ダルベポエチンアルファ20(μg/週)以上、エポエチンベータペゴル100(μg/4週)超から切り替える場合の開始用量:本剤100(mg/回)
- 7.2. 投与量調整用量調整が必要な場合には、次の[投与量増減]、[投与量調整]を参考に投与量を増減すること
- なお、用量調整を行った場合は、少なくとも4週間は同一用量を維持すること(ただし、増量後4週以内にヘモグロビン濃度が急激に上昇(2.0g/dLを超える)した場合、速やかに減量又は休薬すること)〔8.1参照〕
- [投与量増減]1). 4週前から当該週までのHb値変化量が-1.0g/dL未満で当該週のHb値が10.5g/dL未満:1段階増量
- 2). 4週前から当該週までのHb値変化量が-1.0g/dL未満で当該週のHb値が10.5g/dL以上11.5g/dL以下:1段階増量
- 3). 4週前から当該週までのHb値変化量が-1.0g/dL未満で当該週のHb値が11.5g/dL超12.5g/dL以下:変更なし
- 4). 4週前から当該週までのHb値変化量が-1.0g/dL以上1.0g/dL以下で当該週のHb値が10.5g/dL未満:1段階増量
- 5). 4週前から当該週までのHb値変化量が-1.0g/dL以上1.0g/dL以下で当該週のHb値が10.5g/dL以上11.5g/dL以下:変更なし
- 6). 4週前から当該週までのHb値変化量が-1.0g/dL以上1.0g/dL以下で当該週のHb値が11.5g/dL超12.5g/dL以下:1段階減量
- 7). 4週前から当該週までのHb値変化量が1.0g/dL超2.0g/dL以下で当該週のHb値が10.5g/dL未満:変更なし
- 8). 4週前から当該週までのHb値変化量が1.0g/dL超2.0g/dL以下で当該週のHb値が10.5g/dL以上11.5g/dL以下:1段階減量
- 9). 4週前から当該週までのHb値変化量が1.0g/dL超2.0g/dL以下で当該週のHb値が11.5g/dL超12.5g/dL以下:1段階減量
- 10). 4週前から当該週までのHb値変化量が2.0g/dLを超え当該週のHb値が12.5g/dL以下:1段階減量
- 11). 当該週のHb値が12.5g/dLを超える:休薬し、Hb値が11.0g/dL未満になった時点から1段階減量して再開
- [投与量調整]1). 段階1:本剤投与量*20mg
- 2). 段階2:本剤投与量*40mg
- 3). 段階3:本剤投与量*50mg
- 4). 段階4:本剤投与量*70mg
- 5). 段階5:本剤投与量*100mg
- 6). 段階6:本剤投与量*120mg
- 7). 段階7:本剤投与量*150mg
- 8). 段階8:本剤投与量*200mg
- (*)1回投与量は3.0mg/kgを超えないものとする
- また、200mgを超える場合は、50mgずつ増量すること
- 7.3. 週3回投与2~3日に1回の間隔(例えば月・水・金、又は火・木・土等)で週3回投与すること
- 7.4. 本剤の服用を忘れた場合本剤の服用を忘れた場合、次のあらかじめ定めた日の服用時間帯と24時間以上間隔があく場合は、直ちに服用する(ただし、以後はあらかじめ定めた日に服用する)
- 服用を忘れた場合、次のあらかじめ定めた日の服用時間帯との間隔が24時間未満である場合は服用せずに、次のあらかじめ定めた日に服用する(同日に2回分を服用しない)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
リン結合性ポリマー |
本剤の作用が減弱 |
セベラマー塩酸塩 |
本剤の作用が減弱 |
ビキサロマー |
本剤の作用が減弱 |
多価陽イオン含有製剤<服用> |
本剤の作用が減弱 |
カルシウム経口剤 |
本剤の作用が減弱 |
鉄剤<服用> |
本剤の作用が減弱 |
マグネシウム製剤経口剤 |
本剤の作用が減弱 |
アルミニウム<服用> |
本剤の作用が減弱 |
HMG-CoA還元酵素阻害剤 |
筋障害を増強 |
シンバスタチン |
筋障害を増強 |
ロスバスタチン |
筋障害を増強 |
アトルバスタチン |
筋障害を増強 |
プロベネシド |
本剤の作用が増強 |
ゲムフィブロジル |
本剤の作用が増強 |