処方薬
メトトレキサート錠2mg「ダイト」
後発

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の基本情報

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の概要

商品名 メトトレキサート錠2mg「ダイト」
一般名 メトトレキサート2mg錠
薬価・規格 54.0円 (2mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ダイト
YJコード 3999016F1057
レセプト電算コード 622634501
添付文書PDFファイル

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の主な効果と作用

  • かさぶた、赤み、発疹などの乾癬の症状を改善するお薬です。
  • 免疫機能の異常を調節し、関節の炎症やはれをやわらげる働きがあります。
  • リウマチによる関節の炎症やはれ、こわばりなどの症状を改善するお薬です。
  • 関節の炎症や痛みなどの症状を改善するお薬です。
  • 免疫に関与する細胞に働いて、炎症の原因となる物質の働きをおさえる働きがあります。

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の用途

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

肝機能障害、ALT上昇、AST上昇、AL-P上昇、頭痛、そう痒、腹痛、過敏症、発疹、好酸球増多、LDH上昇

起こる可能性のある重大な副作用

骨髄抑制、汎血球減少、無顆粒球症、咽頭痛、インフルエンザ様症状、白血球減少、血小板減少、貧血、再生不良性貧血、肺炎、ニューモシスティス肺炎、敗血症、サイトメガロウイルス感染症、帯状疱疹、重篤な感染症、日和見感染症、間質性肺炎、ショック、アナフィラキシー、冷感、呼吸困難、血圧低下、発熱、呼吸不全、結核、劇症肝炎、肝不全、肝組織の壊死、肝組織の線維化、肝硬変、重篤な肝障害、B型肝炎ウイルスによる肝障害、C型肝炎ウイルスによる肝障害、急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー、重篤な腎障害、胸水、咳嗽、呼吸器症状、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、重篤な皮膚障害、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎、出血性腸炎、壊死性腸炎、重篤な腸炎、激しい腹痛、下痢、骨粗鬆症、骨塩量減少、脳症、白質脳症、進行性多巣性白質脳症、PML、意識障害、認知機能障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、構音障害、失語、肺線維症、膵炎

上記以外の副作用

BUN上昇、血尿、クレアチニン上昇、蛋白尿、嘔気、食欲不振、嘔吐、舌炎、脱毛、めまい、倦怠感、動悸、胸部圧迫感、低蛋白血症、血清アルブミン減少、浮腫、粘膜障害、消化管障害、細胞毒性に起因する副作用、低ガンマグロブリン血症、リンパ節腫脹、黄疸、脂肪肝、メレナ、イレウス、光線過敏症、皮膚色素沈着、皮膚色素脱出、ざ瘡、結節、乾癬病変局面の有痛性びらん、項部緊張、背部痛、錯感覚、無精子症、卵巣機能不全、月経不全、流産、耳下腺炎、悪寒、出血、蕁麻疹、口唇腫脹、消化管潰瘍、消化管出血、皮下斑状出血、皮膚潰瘍、眠気、目のかすみ、しびれ感、味覚異常、膀胱炎、結膜炎、関節痛

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の用法・用量

  • 〈関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症〉通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして6mgとし、1週間単位の投与量を1回又は2~3回に分割して経口投与する
  • 分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する
  • 1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する
  • これを1週間ごとに繰り返す
    • なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減するが、1週間単位の投与量として16mgを超えないようにする
  • 〈関節症状を伴う若年性特発性関節炎〉通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして4~10mg/㎡とし、1週間単位の投与量を1回又は2~3回に分割して経口投与する
  • 分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する
  • 1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する
  • これを1週間ごとに繰り返す
    • なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)〈関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症〉4~8週間投与しても十分な効果が得られない場合にはメトトレキサートとして1回2~4mgずつ増量する(増量する前には、患者の状態を十分に確認し、増量の可否を慎重に判断すること)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 活動性結核
    • 過敏症
    • 胸水
    • 骨髄抑制
    • 腎機能障害
    • 腎障害
    • 腹水
    • 慢性肝疾患
    • B型肝炎
    • 間質性肺炎
    • 感染症
    • 結核
    • 水痘
    • 肺障害
    • 肺線維症
    • アルコール常飲
    • 肺外結核
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • C型肝炎ウイルスキャリア
    • 胸部画像検査で陳旧性結核
    • 結核患者との濃厚接触歴
    • 結核既感染
    • 胸部X線検査上結核治癒所見
    • HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性
    • HBs抗原陰性かつHBs抗体陽性

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

メトトレキサート錠2mg「ダイト」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
サリチル酸 メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害等>が増強
非ステロイド系抗炎症剤 メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害等>が増強
スルホンアミド系薬剤 メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
テトラサイクリン系抗生物質 メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
クロラムフェニコール メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
フェニトイン メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
バルビツール酸誘導体 メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
スルファメトキサゾール・トリメトプリム メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強、DHFRを用いたメトトレキサート濃度の測定で見かけ上高値
ペニシリン系抗生物質 メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
ピペラシリン メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
プロベネシド メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
シプロフロキサシン メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
レフルノミド メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
プロトンポンプ阻害剤 メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
オメプラゾール メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
ラベプラゾール メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
ランソプラゾール メトトレキサートの副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害・血液障害等>増強
ポルフィマーナトリウム 光線過敏症
トリメトプリム DHFRを用いたメトトレキサート濃度の測定で見かけ上高値
ワクチン 抗体反応の欠如

メトトレキサート錠2mg「ダイト」と主成分が同じ薬

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メトトレキサート錠2mg「ダイト」に関係する解説

免疫抑制薬(DMARDs)

  • メトトレキサート錠2mg「ダイト」は、免疫抑制薬(DMARDs)に分類される。
  • 免疫抑制薬(DMARDs)とは、免疫反応を抑え炎症を引き起こす物質の異常産生などを抑えることで関節の腫れや痛みなどを改善する薬。

免疫抑制薬(DMARDs)の代表的な商品名

  • リウマトレックス
  • メトジェクト
  • プログラフ
  • アラバ
  • ブレディニン
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