ダイドロネル錠200の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
腹部不快感、下痢、軟便、嘔気、腹痛、食欲不振、消化不良、胃もたれ感、胸やけ、便秘、口内炎
起こる可能性のある重大な副作用
消化性潰瘍、胃痛、嘔吐、吐血、下血、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇、ビリルビン上昇、汎血球減少、無顆粒球症、顎骨壊死、顎骨骨髄炎、外耳道骨壊死、大腿骨転子下非定型骨折、非定型骨折、近位大腿骨骨幹部非定型骨折、近位尺骨骨幹部非定型骨折
上記以外の副作用
舌あれ、口臭、発疹、血中無機リン上昇、口渇、過敏症、じん麻疹、血管浮腫、浮腫、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、頻尿、排尿困難、貧血、赤血球減少、ヘモグロビン減少、白血球減少、めまい、ふらつき、不眠、振戦、知覚減退、しびれ、眼症状、眼のかすみ、眼充血、乳頭浮腫、関節痛、筋肉痛、熱感、ほてり、顔面紅潮、倦怠感、耳鳴、胸痛、心悸亢進、動悸、脱毛、多汗、胃炎、そう痒、頭痛、骨痛、発熱、咽喉灼熱感
ダイドロネル錠200の用法・用量
- 〈効能共通〉本剤の吸収をよくするため、服薬前後2時間は食物の摂取を避けること
- 〈骨粗鬆症〉通常、成人には、エチドロン酸二ナトリウムとして200mgを1日1回、食間に経口投与する
- 投与期間は2週間とする
- 再投与までの期間は10~12週間として、これを1クールとして周期的間歇投与を行う
- なお、重症の場合(骨塩量の減少の程度が強い患者あるいは骨粗鬆症による安静時自発痛および日常生活の運動時痛が非常に強い患者)には400mgを1日1回、食間に経口投与することができる
- 投与期間は2週間とする
- 再投与までの期間は10~12週間として、これを1クールとして周期的間歇投与を行う
- なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日400mgを超えないこと
- 〈次記状態における初期及び進行期の異所性骨化の抑制脊髄損傷後、股関節形成術後〉通常、成人には、エチドロン酸二ナトリウムとして800~1000mgを1日1回、食間に経口投与する
- 〈骨ページェット病〉通常、成人には、エチドロン酸二ナトリウムとして200mgを1日1回、食間に経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日1000mgを超えないこと
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈骨粗鬆症〉本剤は骨の代謝回転を抑制し、骨形成の過程で類骨の石灰化遅延を起こすことがあり、この作用は投与量と投与期間に依存しているので、用法(周期的間歇投与:2週間投与・10~12週間休薬)及び用量を遵守するとともに、患者に骨粗鬆症の場合、用法・用量を遵守するよう指導すること
- 7.2. 〈骨粗鬆症〉400mg投与にあたっては次の点を十分考慮すること:1)骨塩量の減少の程度が強い患者(例えばDXA法(QDR)で0.650g/c㎡未満を目安とする)であること、2)骨粗鬆症による安静時自発痛および日常生活の運動時痛が非常に強い患者であること
- 7.3. 〈骨粗鬆症〉1日400mgを投与する場合は、200mg投与に比べ腹部不快感等の消化器系副作用があらわれやすいので、慎重に投与すること
- 7.4. 〈次記状態における初期及び進行期の異所性骨化の抑制:脊髄損傷後、股関節形成術後〉通常用量(800~1000mg/日:15~20mg/kg相当)の場合、投与期間は3ヵ月を超えないこと
- 7.5. 〈骨ページェット病〉本剤は骨の代謝回転を抑制し、骨形成の過程で類骨の石灰化遅延を起こすことがあり、この作用は、投与量と投与期間に依存しているので、次のことを守ること:1)通常用量(200mg/日:2.5~5mg/kg相当)の場合、投与期間は6ヵ月を超えないこと、2)また200mg/日の投与量を超える場合、投与期間は3ヵ月を超えないこと
- 7.6. 〈骨ページェット病〉再治療は少なくとも3ヵ月の休薬期間をおき、生化学所見、症状あるいはその他の所見で、症状の進行が明らかな場合にのみ行うこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
化学療法 | 顎骨壊死、顎骨骨髄炎 |
血管新生阻害薬治療 | 顎骨壊死、顎骨骨髄炎 |
副腎皮質ホルモン剤 | 顎骨壊死、顎骨骨髄炎 |