ランタスXR注ソロスターの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
全身性そう痒症、脂肪肝、不眠症、感覚鈍麻、硝子体出血、出血、注射部位反応、腫脹、浮腫、過敏症、蕁麻疹
起こる可能性のある重大な副作用
低血糖、脱力感、倦怠感、高度空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、痙攣、意識障害、意識混濁、昏睡、低血糖昏睡、重篤な転帰、中枢神経系の不可逆的障害、低血糖症状、ショック、アナフィラキシー、全身性皮膚反応、血管神経性浮腫、気管支痙攣、低血圧
上記以外の副作用
発疹、そう痒感、肝機能異常、AST上昇、ALT上昇、糖尿病網膜症の顕在化、糖尿病網膜症増悪、発赤、炎症、疼痛、硬結、リポジストロフィー、皮下脂肪萎縮、皮下脂肪肥厚、皮膚アミロイドーシス、ナトリウム貯留
ランタスXR注ソロスターの用法・用量
- 通常、成人では、初期は1日1回4~20単位を皮下注射するが、ときに他のインスリン製剤を併用することがある
- 注射時刻は毎日一定とする
- 投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減する
- なお、その他のインスリン製剤の投与量を含めた維持量は、通常1日4~80単位である
- ただし、必要により前記用量を超えて使用することがある
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること
- 7.2. 糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること
- 7.3. 他の基礎インスリン製剤から本剤に変更する場合、次を参考に本剤の投与を開始し、その後の患者の状態に応じて用量を増減するなど、本剤の作用特性を考慮の上慎重に行うこと〔8.5、16.1.1、16.1.2参照〕
- 7.3.1. インスリン グラルギン100単位/mL製剤から本剤に変更する場合:通常初期用量は、前治療のインスリン グラルギン100単位/mL製剤の1日投与量と同単位を目安として投与を開始する
- 7.3.2. インスリン グラルギン100単位/mL製剤以外の基礎インスリン製剤から本剤に変更する場合・ インスリン グラルギン100単位/mL製剤以外の1日1回投与の基礎インスリン製剤から本剤に変更する場合、通常初期用量は、前治療の中間型又は持効型インスリン製剤の1日投与量と同単位を目安として投与を開始する
- ・ インスリン グラルギン100単位/mL製剤以外の1日2回投与の基礎インスリン製剤から本剤に変更する場合、通常初期用量は、前治療の中間型又は持効型インスリン製剤の1日投与量の80%を目安として投与を開始する
- 7.4. 併用している速効型インスリン製剤、超速効型インスリンアナログ製剤又は他の糖尿病用薬の投与量及び投与スケジュールの調整が必要となることがあるので注意すること
- 7.5. インスリン製剤以外の他の糖尿病用薬から本剤に変更する場合又はインスリン製剤以外の他の糖尿病用薬と本剤を併用する場合、投与にあたっては低用量から開始するなど、本剤の作用特性を考慮の上慎重に行うこと〔16.1.1、16.1.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
糖尿病用薬 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ビグアナイド系製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
スルホニルウレア系薬剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
速効型食後血糖降下剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
α-グルコシダーゼ阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
チアゾリジン系薬剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
DPP-4阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
GLP-1アナログ |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
SGLT2阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
三環系抗うつ剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
塩酸ノルトリプチリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
サリチル酸製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
アスピリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
エテンザミド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
シクロホスファミド水和物 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
クマリン系抗凝血剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ワルファリンカリウム |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
クロラムフェニコール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
サルファ剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
コハク酸シベンゾリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ジソピラミド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
塩酸ピルメノール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
フィブラート系薬剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
レセルピン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
蛋白同化ステロイド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
メスタノロン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ソマトスタチンアナログ製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
オクトレオチド酢酸塩 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
イセチオン酸ペンタミジン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
β-遮断剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
プロプラノロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
アテノロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ピンドロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
塩酸セリプロロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
炭酸リチウム |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
クロニジン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
チアジド系薬剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
トリクロルメチアジド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ループ利尿剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
フロセミド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
副腎皮質ホルモン剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
プレドニゾロン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
トリアムシノロン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ACTH |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
エピネフリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
グルカゴン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
甲状腺ホルモン剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
レボチロキシンナトリウム |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
乾燥甲状腺 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
成長ホルモン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ソマトロピン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
卵胞ホルモン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
エチニルエストラジオール |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
結合型エストロゲン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
経口避妊薬 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ニコチン酸製剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
濃グリセリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
イソニアジド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ダナゾール |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
フェニトイン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
酢酸ブセレリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
フェノチアジン系薬剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ACE阻害剤 |
低血糖 |
ピオグリタゾン |
浮腫、心不全 |