イノレット30R注の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
疼痛、発赤、腫脹、硬結、リポジストロフィー、皮下脂肪萎縮、皮下脂肪肥厚、浮腫、過敏症、血圧降下、治療後神経障害
起こる可能性のある重大な副作用
低血糖、脱力感、倦怠感、高度空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、痙攣、意識障害、意識混濁、昏睡、低血糖昏睡、重篤な転帰、中枢神経系の不可逆的障害、低血糖症状、アナフィラキシーショック、呼吸困難、血圧低下、頻脈、発汗、全身発疹、血管神経性浮腫
上記以外の副作用
有痛性神経障害、糖尿病網膜症の顕在化、糖尿病網膜症増悪、眼の屈折異常、皮膚アミロイドーシス、発熱、抗インスリン抗体産生、血糖コントロール不良、発疹、アレルギー、じん麻疹、そう痒感、肝機能障害、食欲不振
イノレット30R注の用法・用量
- 本剤は速効型インスリンと中間型インスリンを3:7の割合で含有する混合製剤である
- 成人では通常1回4~20単位を1日2回、朝食前と夕食前30分以内に皮下注射する
- 投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、維持量は通常1日4~80単位である
- 但し、必要により前記用量を超えて使用することがある
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること
- 7.2. 他のインスリン製剤から本剤への変更により、インスリン用量の変更が必要になる可能性がある(用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある)
- 7.3. 糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
糖尿病用薬 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ビグアナイド系製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
スルホニルウレア系薬剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
速効型食後血糖降下剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
α-グルコシダーゼ阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
チアゾリジン系薬剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
DPP-4阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
GLP-1アナログ |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
SGLT2阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
三環系抗うつ剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
塩酸ノルトリプチリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
サリチル酸製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
アスピリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
エテンザミド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
シクロホスファミド水和物 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
β-遮断剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
プロプラノロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
アテノロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ピンドロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
クマリン系抗凝血剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ワルファリンカリウム |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
クロラムフェニコール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ベザフィブラート |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
サルファ剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
コハク酸シベンゾリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ジソピラミド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
塩酸ピルメノール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
蛋白同化ステロイド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
メテノロン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ソマトスタチンアナログ製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
オクトレオチド酢酸塩 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ランレオチド酢酸塩 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
チアジド系薬剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
トリクロルメチアジド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
副腎皮質ホルモン剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
プレドニゾロン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
トリアムシノロン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ACTH |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
エピネフリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
グルカゴン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
甲状腺ホルモン剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
レボチロキシンナトリウム |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
成長ホルモン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ソマトロピン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
卵胞ホルモン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
エチニルエストラジオール |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
結合型エストロゲン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
経口避妊薬 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ニコチン酸製剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
濃グリセリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
イソニアジド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ダナゾール |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
フェニトイン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ACE阻害剤 |
低血糖 |
ピオグリタゾン |
浮腫、心不全 |