処方薬
アリッサ配合錠
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アリッサ配合錠の基本情報

アリッサ配合錠の概要

商品名 アリッサ配合錠
一般名 エステトロール水和物・ドロスピレノン錠
薬価・規格 5056.8円 (1シート)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 富士製薬
YJコード 2482013F1020
添付文書PDFファイル

アリッサ配合錠の主な効果と作用

  • 女性(黄体・卵胞)ホルモン剤です。不足している女性ホルモンを補充し、ホルモンバランスを整える働きがあります。
  • 月経困難症の痛みなどの症状をやわらげるお薬です。

アリッサ配合錠の用途

アリッサ配合錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、月経中間期出血、重度月経出血、希発月経、骨盤痛、乳房痛、悪心、異常子宮出血、過少月経、頻発月経、子宮頸管ポリープ

起こる可能性のある重大な副作用

血栓症、四肢血栓症、肺血栓症、心血栓症、脳血栓症、網膜血栓症、下肢の急激な疼痛、下肢の急激な腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢脱力、四肢麻痺、構語障害、急性視力障害

上記以外の副作用

無月経、卵巣のう胞、子宮平滑筋腫、CA125上昇、腟分泌物、乳房不快感、乳頭痛、乳房良性腫瘍、下痢、便秘、腹部膨満、腹痛、腹部不快感、嘔吐、傾眠、浮動性めまい、回転性めまい、片頭痛、前兆を伴う片頭痛、耳痛、感情不安定、自律神経失調、閉所恐怖症、抑うつ気分、気分の落ち込み、易刺激性、動悸、発作性頻脈、心電図QT延長、心電図T波逆転、胸部不快感、頻尿、フィブリンDダイマー上昇、可溶性フィブリンモノマー複合体上昇、トロンビン・アンチトロンビン3複合体上昇、貧血、鉄欠乏性貧血、食欲亢進、筋痙縮、ざ瘡、湿疹、発疹、蕁麻疹、倦怠感、浮腫、ほてり、膀胱炎、多汗症、寝汗、疲労、発熱、疼痛、視力障害、子宮出血、腟感染、月経前症候群、腟出血、異常消退出血、過長過多不規則月経、性交出血、外陰腟障害、外陰腟そう痒症、子宮内膜障害、子宮痙攣、異所性妊娠、性交困難、乳房障害、乳房腫瘤、乳腺線維腺腫、乳房腫脹、乳汁分泌障害、乳腺炎、乳頭障害、乳房変色、消化不良、消化管運動障害、口内乾燥、口渇、口内炎、胃腸炎、胃食道逆流性疾患、上腹部痛、鼓腸、大腸炎、過敏性腸症候群、末梢性ニューロパチー、錯感覚、神経過敏、不眠症、うつ病、不安障害、情動障害、ストレス、無為、健忘、リビドー障害、リビドー減退、静脈瘤、高血圧、血圧上昇、低血圧、肝酵素上昇、血中ビリルビン上昇、γ-GTP上昇、夜間頻尿、腎機能検査異常、尿臭異常、尿路感染、血糖値上昇、ヘモグロビン低下、血清フェリチン低下、尿中血陽性、血中カリウム上昇、脂質異常、食欲障害、背部痛、四肢痛、四肢不快感、関節腫脹、皮膚そう痒症、皮膚炎、皮膚色素沈着障害、皮膚変色、多毛症、脱毛症、脂漏、皮膚乾燥、皮膚腫脹、霧視、ドライアイ、高体温症、体液貯留、末梢性浮腫、顔面腫脹、口唇腫脹、過敏症、高カリウム血症、膀胱痙縮、体重変動、体重増加、異常感、真菌感染

アリッサ配合錠の用法・用量

  • 1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(ピンク色錠から開始する)28日間連続経口投与する
  • 以上28日間を投与1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず、29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返す
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 毎日一定の時刻に服用させること
  • 7.2. 服用開始日本剤を初めて服用させる場合、月経第1日目から服用を開始させ、服用開始日が月経第1日目から遅れた場合、妊娠のリスクを考慮し、飲みはじめの最初の1週間はホルモン剤以外の避妊法を用いること
  • 7.3. 本剤の投与にあたっては、不正性器出血の予防及びホルモン剤服用中の妊娠のリスクを最小限にとどめるため、飲み忘れ等がないよう服用方法を十分指導すること
  • 7.4. 万一前日の飲み忘れに気付いた場合、直ちに前日の飲み忘れた錠剤を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用する
  • 2日以上服薬を忘れた場合は、気付いた時点で前日分の1錠を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用し、その後は当初の服薬スケジュールどおり服用を継続すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アリッサ配合錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏性素因
    • 肝腫瘍
    • 冠動脈疾患
    • 急性腎障害
    • 血栓性静脈炎
    • 子宮内膜癌
    • 脂質代謝異常
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な腎障害
    • 糖尿病性腎症
    • 糖尿病性網膜症
    • 乳癌
    • 妊娠ヘルペス
    • 脳血管障害
    • 肺塞栓症
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • 妊娠中に黄疸
    • 35歳以上で1日15本以上の喫煙
    • 血栓性素因
    • 抗リン脂質抗体症候群
    • 産後4週以内
    • 手術前4週以内
    • 術後2週以内
    • 長期間安静状態
    • 妊娠中に持続性そう痒症
    • 亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症
    • 血管病変を伴う糖尿病
    • 心房細動を合併する心臓弁膜症
    • 星型閃光を伴う片頭痛
    • 閃輝暗点を伴う片頭痛
    • 前兆を伴う片頭痛
    • 肺高血圧症を合併する心臓弁膜症
    • エストロゲン依存性悪性腫瘍
    • 骨成長が終了していない
    • 高血圧<軽度高血圧を除く>
    • 子宮頸癌
    • 子宮筋腫
    • 乳房結節
    • 血栓症
    • コンタクトレンズ装用
    • 心疾患
    • 耐糖能異常
    • テタニー
    • てんかん
    • 糖尿病
    • 肥満
    • ポルフィリン症
    • 軽度高血圧
    • 耐糖能の低下
    • 妊娠中の高血圧
    • 遺伝性血管浮腫
    • 後天性血管浮腫
    • 前兆を伴わない片頭痛
    • 手術が必要
    • 不正性器出血が続く
    • 喫煙<35歳以上で1日15本以上の喫煙者には投与しない>
    • 子宮内膜症性卵巣のう胞
    • 心臓弁膜症<肺高血圧症又は心房細動合併・亜急性細菌性心内膜炎既往は禁忌>
    • 腎障害<重篤な腎障害又は急性腎障害を除く>
    • 卵巣チョコレートのう胞
    • 肝障害<重篤な肝障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アリッサ配合錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
HIVプロテアーゼ阻害剤 ドロスピレノンの血中濃度が上昇
アタザナビル ドロスピレノンの血中濃度が上昇
フルコナゾール ドロスピレノンの血中濃度が上昇
ボリコナゾール ドロスピレノンの血中濃度が上昇
カリウム製剤 高カリウム血症
塩化カリウム<製剤> 高カリウム血症
グルコン酸カリウム<製剤> 高カリウム血症
ACE阻害剤 高カリウム血症
カプトプリル 高カリウム血症
エナラプリル 高カリウム血症
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 高カリウム血症
ロサルタンカリウム 高カリウム血症
カンデサルタンシレキセチル 高カリウム血症
カリウム保持性利尿剤 高カリウム血症
スピロノラクトン 高カリウム血症
トリアムテレン 高カリウム血症
カンレノ酸カリウム 高カリウム血症
非ステロイド系抗炎症剤 高カリウム血症
インドメタシン製剤 高カリウム血症
リファンピシン類 ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
バルビツール酸誘導体 ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
フェノバルビタール ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
ヒダントイン系抗てんかん剤 ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
フェニトインナトリウム ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
カルバマゼピン ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
ボセンタン ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
モダフィニル ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
トピラマート ドロスピレノンの効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
テトラサイクリン系抗生物質 不正性器出血の発現率が増大、本剤の効果の減弱
ペニシリン系抗生物質 不正性器出血の発現率が増大、本剤の効果の減弱
アンピシリン水和物 不正性器出血の発現率が増大、本剤の効果の減弱
塩酸テルビナフィン 黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤との併用で月経異常
Gn-RH誘導体 作用を減弱
酢酸ブセレリン 作用を減弱
血糖降下剤 作用が減弱
インスリン製剤 作用が減弱
スルホニルウレア系薬剤 作用が減弱
スルホンアミド系薬剤 作用が減弱
ビグアナイド系製剤 作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • カリウムを含むもの

アリッサ配合錠と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 5056.8円 (1シート)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 富士製薬
    先発
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アリッサ配合錠に関係する解説

卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤

  • アリッサ配合錠は、卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤に分類される。
  • 卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤とは、女性ホルモン(卵胞ホルモン及び黄体ホルモン)を補充し卵胞の成熟を抑え排卵を抑えることで月経困難症や月経周期異常などを治療する薬。

卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤の代表的な商品名

  • ヤーズ、ヤーズフレックス
  • ルナベル
  • プラノバール
  • ジェミーナ
  • アリッサ
卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤についての詳しい解説を見る