処方薬
コララン錠5mg
先発

コララン錠5mgの基本情報

コララン錠5mgの概要

商品名 コララン錠5mg
一般名 イバブラジン塩酸塩錠
薬価・規格 145.4円 (5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 小野薬品
ブランド コララン錠2.5mg 他
YJコード 2190039F2026
レセプト電算コード 622698701
識別コード コララン5
添付文書PDFファイル

コララン錠5mgの主な効果と作用

  • 息切れ、むくみなどの心不全の症状をやわらげるお薬です。
  • 心臓に働いて心拍数を下げる働きがあります。

コララン錠5mgの用途

コララン錠5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

心不全、動悸、洞不全症候群、高血圧、血圧変動、起立性低血圧、羞明、視力障害、複視、便秘、悪心

起こる可能性のある重大な副作用

徐脈、心拍数減少、徐脈に関連する症状、めまい、倦怠感、低血圧、光視症、霧視、一過性にまぶしい光を感じる、光輪現象、像分離、ストロボ様作用、万華鏡様作用、有色光、二重像、房室ブロック、心房細動、心電図QT延長、心室性頻脈、心室性期外収縮、心室細動、トルサード・ド・ポアン、心室性不整脈

上記以外の副作用

下痢、腹痛、胃炎、消化不良、疲労、無力症、肝機能障害、腎不全、血中クレアチニン増加、糖尿病、高尿酸血症、浮動性めまい、頭痛、失神、皮膚そう痒症、発疹、呼吸困難、筋痙攣、回転性めまい、紅斑、じん麻疹、血管浮腫、好酸球増加症

コララン錠5mgの用法・用量

  • 通常、成人にはイバブラジンとして、1回2.5mgを1日2回食後経口投与から開始する
  • 開始後は忍容性をみながら、目標とする安静時心拍数が維持できるように、必要に応じ、2週間以上の間隔で段階的に用量を増減する
  • 1回投与量は2.5、5又は7.5mgのいずれかとし、いずれの投与量においても、1日2回食後経口投与とする
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の維持量は、安静時心拍数及び忍容性を基に個々の患者に応じて設定すること
  • 目標とする安静時心拍数は50~60回/分とし、安静時心拍数が60回/分を超える場合は段階的に増量、安静時心拍数が50回/分を下回る又は徐脈に関連する症状(めまい、倦怠感、低血圧等)が認められた場合は段階的に減量する〔11.1.1参照〕
  • 7.2. 1回2.5mg、1日2回食後経口投与において継続して安静時心拍数が50回/分を下回る又は徐脈に関連する症状が認められた場合は、本剤を中止すること〔11.1.1参照〕
  • 7.3. 本剤を休薬した後、投与を再開する場合には休薬前の用量を超えない用量で再開すること
  • 休薬後の安静時心拍数が本剤投与開始前値付近の場合には、低用量から投与を開始し、段階的に増量することが望ましい〔11.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

コララン錠5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 急性心不全
    • 心原性ショック
    • エンシトレルビル フマル酸投与中
    • 高度低血圧
    • イトラコナゾール投与中
    • クラリスロマイシン投与中
    • ジョサマイシン投与中
    • 重度肝機能障害
    • ジルチアゼム投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • リトナビル含有製剤投与中
    • Child-Pugh C
    • ベラパミル投与中
    • 拡張期血圧が50mmHg未満
    • 収縮期血圧が90mmHg未満
    • 第三度房室ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • 洞不全症候群<ペースメーカー使用を除く>
    • 洞房ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • 不安定心不全
    • 脚ブロック
    • QT延長症候群
    • 第一度房室ブロック
    • 第二度房室ブロック
    • QT延長作用のある薬剤投与中
    • 心室同期不全
    • 心室内電気伝導障害
    • 頻脈性不整脈<心室性>
    • 頻脈性不整脈<上室性>
    • 電気的除細動

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

コララン錠5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リトナビル 過度の徐脈
ジョサマイシン 過度の徐脈
イトラコナゾール 過度の徐脈
クラリスロマイシン 過度の徐脈
コビシスタットを含有する製剤 過度の徐脈
ボリコナゾール 過度の徐脈
エンシトレルビルフマル酸 過度の徐脈
ベラパミル 過度の徐脈
ジルチアゼム 過度の徐脈
CYP3Aを阻害する薬剤<中等度> 過度の徐脈
フルコナゾール 過度の徐脈
CYP3A酵素誘導剤 心拍数減少作用が減弱
リファンピシン類 心拍数減少作用が減弱
フェニトイン 心拍数減少作用が減弱
バルビツール酸誘導体 心拍数減少作用が減弱
QTを延長する薬剤 QT延長が増強し高度な不整脈
キニジン QT延長が増強し高度な不整脈
ジソピラミド QT延長が増強し高度な不整脈
ベプリジル QT延長が増強し高度な不整脈
ソタロール QT延長が増強し高度な不整脈
アミオダロン QT延長が増強し高度な不整脈
メフロキン QT延長が増強し高度な不整脈
ペンタミジン QT延長が増強し高度な不整脈
カリウム排泄型利尿剤 高度な不整脈
ループ利尿剤 高度な不整脈
チアジド系薬剤 高度な不整脈

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

コララン錠5mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 201.9円 (7.5mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 小野薬品
    先発
  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    処方薬

    コララン錠5mg

    薬価 145.4円 (5mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 小野薬品
    先発
  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 82.9円 (2.5mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 小野薬品
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

コララン錠5mgに関係する解説

HCNチャネル阻害薬(イバブラジン)

  • コララン錠5mgは、HCNチャネル阻害薬(イバブラジン)に分類される。
  • HCNチャネル阻害薬(イバブラジン)とは、心臓の洞結節の自発興奮に関わるHCNチャネルを阻害し、心臓の過剰な働きを穏やかにすることにより心拍数を減少させ、心臓の負担を軽減する薬。

HCNチャネル阻害薬(イバブラジン)の代表的な商品名

  • コララン
HCNチャネル阻害薬(イバブラジン)についての詳しい解説を見る