処方薬
オプスミット錠10mg
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オプスミット錠10mgの基本情報

オプスミット錠10mgの概要

商品名 オプスミット錠10mg
一般名 マシテンタン錠
薬価・規格 13334.9円 (10mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ヤンセンファーマ
YJコード 2190035F1021
レセプト電算コード 622424801
識別コード 10
添付文書PDFファイル

オプスミット錠10mgの主な効果と作用

  • 肺動脈の血圧を下げ、血管が狭くなるのをおさえる働きがあります。
  • 肺高血圧症を治療するお薬です。

オプスミット錠10mgの用途

オプスミット錠10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、血小板減少、浮腫、片頭痛、浮動性めまい、潮紅、低血圧、鼻閉、呼吸困難、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

貧血、ヘモグロビン減少

上記以外の副作用

腹痛、下痢、皮膚そう痒症、発疹、末梢性浮腫、顔面浮腫、胸痛、肝機能検査異常、ALT増加、AST増加、ヘマトクリット減少、過敏症、皮疹、蕁麻疹、血管浮腫、白血球数減少

オプスミット錠10mgの用法・用量

  • 通常、成人には、マシテンタンとして10mgを1日1回経口投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

オプスミット錠10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重度肝障害
    • 強いCYP3A4誘導剤投与中
    • 肺静脈閉塞性疾患
    • 低血圧
    • 透析中
    • 重度腎障害
    • 重度貧血
    • WHO機能分類クラス1
    • 投与開始前の肝酵素<AST・ALT>値の何れかが基準値上限の3倍を超える
    • 投与開始前の肝酵素<AST・ALT>値の両方が基準値上限の3倍を超える

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

オプスミット錠10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
CYP3A4を強く誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
リファブチン 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
CYP3A4を誘導する薬剤<強く誘導する薬剤は禁忌> 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
エファビレンツ 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
モダフィニル 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ルフィナミド 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
CYP3A4活性を強力に阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し本剤の副作用が発現しやすくなる
ケトコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し本剤の副作用が発現しやすくなる
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し本剤の副作用が発現しやすくなる
中程度のCYP2C9阻害作用かつ中程度のCYP3A4阻害作用を有する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し本剤の副作用が発現しやすくなる
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し本剤の副作用が発現しやすくなる

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

オプスミット錠10mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 13334.9円 (10mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ヤンセンファーマ
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オプスミット錠10mgに関係する解説

エンドセリン受容体拮抗薬

  • オプスミット錠10mgは、エンドセリン受容体拮抗薬に分類される。
  • エンドセリン受容体拮抗薬とは、血管収縮作用や血管平滑筋細胞増殖作用などをあらわす体内物質エンドセリンの作用を抑え、肺動脈圧を下げ、息切れや疲労感などを改善する薬。

エンドセリン受容体拮抗薬の代表的な商品名

  • トラクリア
  • ヴォリブリス
  • オプスミット
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