ロスバスタチンOD錠2.5mg「フェルゼン」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
筋肉痛、CK上昇、無力症、皮膚そう痒症、発疹、蕁麻疹、腹痛、便秘、嘔気、下痢、関節痛
起こる可能性のある重大な副作用
肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、ミオパチー、広範な筋肉痛、高度脱力感、著明なCK上昇、免疫介在性壊死性ミオパチー、近位筋脱力、CK高値、炎症を伴わない筋線維壊死、抗HMG-CoA還元酵素抗体陽性、抗HMGCR抗体陽性、重症筋無力症、眼筋型重症筋無力症、全身型重症筋無力症、重症筋無力症悪化、眼筋型重症筋無力症悪化、全身型重症筋無力症悪化、黄疸、多形紅斑、横紋筋融解症、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、肝炎、血小板減少、過敏症状、血管浮腫、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、末梢神経障害、四肢感覚鈍麻、しびれ感、感覚障害、疼痛、筋力低下
上記以外の副作用
頭痛、浮動性めまい、肝機能異常、蛋白尿、腎機能異常、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、苔癬様皮疹、女性化乳房、膵炎、口内炎、筋痙攣、健忘、睡眠障害、不眠、悪夢、抑うつ、代謝異常、HbA1c上昇、血糖値上昇
ロスバスタチンOD錠2.5mg「フェルゼン」の用法・用量
- 通常、成人にはロスバスタチンとして1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい
- なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる
- 10mgを投与してもLDL-コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、さらに増量できるが、1日最大20mgまでとする
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73㎡未満の患者に投与する場合には、2.5mgより投与を開始し、1日最大投与量は5mgとする〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕
- 7.2. 特に20mg投与時においては腎機能に影響があらわれるおそれがあるので、20mg投与開始後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ロスバスタチンOD錠2.5mg「フェルゼン」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
フィブラート系薬剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化、筋肉痛、脱力感 |
ベザフィブラート |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
ニコチン酸製剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
アゾール系抗真菌剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
イトラコナゾール |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
マクロライド系抗生物質 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
エリスロマイシン |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
シクロスポリン |
本剤のAUC0-24hが健康成人に単独で反復投与したときに比べ約7倍上昇 |
チカグレロル |
本剤の血漿中濃度上昇により横紋筋融解症やミオパチーのリスクが増加 |
クマリン系抗凝血剤 |
抗凝血作用が増強 |
ワルファリン |
抗凝血作用が増強 |
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外> |
本剤の血中濃度が約50%に低下 |
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム |
本剤の血中濃度が約50%に低下 |
ロピナビル・リトナビル配合剤 |
本剤のAUCが約2倍・Cmaxが約5倍上昇 |
アタザナビル及びリトナビル両剤 |
本剤のAUCが約3倍・Cmaxが7倍上昇 |
ダルナビル及びリトナビル両剤 |
本剤のAUCが約1.5倍・Cmaxが約2.4倍上昇 |
グレカプレビル・ピブレンタスビル |
本剤のAUCが約2.2倍・Cmaxが約5.6倍上昇 |
ダクラタスビル |
本剤の血中濃度が上昇 |
アスナプレビル |
本剤の血中濃度が上昇 |
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル |
本剤の血中濃度が上昇 |
グラゾプレビル |
本剤のAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇 |
エルバスビル |
本剤のAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇 |
ソホスブビル・ベルパタスビル |
本剤のAUCが約2.7倍・Cmaxが約2.6倍上昇 |
ダロルタミド |
本剤のAUCが5.2倍・Cmaxが5.0倍上昇 |
レゴラフェニブ水和物 |
本剤のAUCが3.8倍・Cmaxが4.6倍上昇 |
カプマチニブ塩酸塩水和物 |
本剤のAUCが約2.1倍・Cmaxが約3.0倍上昇 |
バダデュスタット |
本剤のAUCが約2.5倍・Cmaxが約2.7倍上昇 |
フェブキソスタット |
本剤のAUCが約1.9倍・Cmaxが約2.1倍上昇 |
エルトロンボパグ |
本剤のAUCが約1.6倍上昇 |
ホスタマチニブナトリウム水和物 |
本剤のAUCが1.96倍・Cmaxが1.88倍上昇 |
ロキサデュスタット |
本剤のAUCが2.93倍・Cmaxが4.47倍上昇 |
タファミジス |
本剤のAUCが1.97倍・Cmaxが1.86倍上昇 |