処方薬
ジルムロ配合錠LD「TCK」
後発

ジルムロ配合錠LD「TCK」の基本情報

ジルムロ配合錠LD「TCK」の概要

商品名 ジルムロ配合錠LD「TCK」
一般名 アジルサルタン・アムロジピンベシル酸塩配合剤(1)錠
薬価・規格 35.7円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 辰巳化学
YJコード 2149121F1048
レセプト電算コード 622844901
添付文書PDFファイル

ジルムロ配合錠LD「TCK」の主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえるとともに、血管や心臓の筋肉を収縮させるカルシウムの働きをおさえて血管をひろげる働きがあります。

ジルムロ配合錠LD「TCK」の用途

ジルムロ配合錠LD「TCK」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、湿疹、ふらつき、心房細動、動悸、血圧低下、ほてり、熱感、顔面潮紅、期外収縮、頭痛

起こる可能性のある重大な副作用

血管浮腫、顔面腫脹、腫脹、口唇腫脹、舌腫脹、咽頭腫脹、喉頭腫脹、ショック、失神、意識消失、冷感、嘔吐、急性腎障害、高カリウム血症、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、房室ブロック、徐脈、めまい

上記以外の副作用

血中尿酸上昇、糖尿病、下痢、心窩部痛、便秘、口内炎、AL-P上昇、ヘモグロビン減少、クレアチニン上昇、血中CK上昇、歯肉肥厚、過敏症、発疹、そう痒、じん麻疹、光線過敏症、多形紅斑、血管炎、胸痛、洞房ブロック、洞停止、頻脈、頭重、眠気、振戦、末梢神経障害、気分動揺、不眠、錐体外路症状、代謝異常、血中カリウム上昇、血清コレステロール上昇、高血糖、尿中ブドウ糖陽性、軟便、嘔気、口渇、消化不良、排便回数増加、腹部膨満、胃腸炎、膵炎、LDH上昇、腹水、赤血球減少、白血球増加、紫斑、BUN上昇、頻尿、夜間頻尿、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性、勃起障害、排尿障害、筋緊張亢進、筋痙攣、背痛、関節痛、全身倦怠感、しびれ、耳鳴、鼻出血、味覚異常、疲労、咳、発熱、視力異常、呼吸困難、異常感覚、多汗、血中カリウム減少、女性化乳房、脱毛、鼻炎、体重増加、体重減少、疼痛、皮膚変色

ジルムロ配合錠LD「TCK」の用法・用量

  • 成人には1日1回1錠(アジルサルタン/アムロジピンとして20mg/2.5mg)を経口投与する
  • 本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない
  • (用法及び用量に関連する注意)次のアジルサルタンとアムロジピンベシル酸塩の用法及び用量並びに用法及び用量に関連する注意等を踏まえ、患者毎に本剤の適応を考慮すること
  • 〈アジルサルタン〉用法及び用量通常、成人にはアジルサルタンとして20mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は40mgとする
  • 用法及び用量に関連する注意アジルサルタンの降圧効果を考慮し、アジルサルタン適用の可否を慎重に判断するとともに、20mgより低用量からの開始も考慮すること
  • 〈アムロジピンベシル酸塩〉・ 高血圧症用法及び用量通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する
    • なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジルムロ配合錠LD「TCK」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 手術前24時間
    • 肝機能障害
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重篤な腎機能障害
    • 腎機能障害
    • 高度肝機能障害
    • 脳血管障害
    • 薬剤過敏症
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 中等度肝機能障害
    • コントロール不良の糖尿病
    • eGFR 15mL/min/1.73㎡未満
    • Child-Pugh分類スコア:10以上
    • Child-Pugh分類スコア:7~9

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジルムロ配合錠LD「TCK」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アリスキレンフマル酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
降圧作用を有する薬剤 降圧作用が増強
降圧利尿剤 降圧作用が増強
フロセミド 降圧作用が増強
トリクロルメチアジド 降圧作用が増強
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
エプレレノン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
ACE阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
リチウム製剤 中毒
非ステロイド系抗炎症剤 降圧作用が減弱、さらに腎機能が悪化
インドメタシン製剤 降圧作用が減弱、さらに腎機能が悪化
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 アムロジピンベシル酸塩の血中濃度が上昇
エリスロマイシン アムロジピンベシル酸塩の血中濃度が上昇
ジルチアゼム アムロジピンベシル酸塩の血中濃度が上昇
リトナビル アムロジピンベシル酸塩の血中濃度が上昇
イトラコナゾール アムロジピンベシル酸塩の血中濃度が上昇
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 アムロジピンベシル酸塩の血中濃度が低下
リファンピシン類 アムロジピンベシル酸塩の血中濃度が低下
シンバスタチン AUCが77%上昇
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇し腎障害等のタクロリムスの副作用が発現

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース

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ジルムロ配合錠LD「TCK」に関係する解説

ARB・カルシウム拮抗薬配合剤

  • ジルムロ配合錠LD「TCK」は、ARB・カルシウム拮抗薬配合剤に分類される。
  • ARB・カルシウム拮抗薬配合剤とは、血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用と血管収縮に関与するカルシウムイオンの細胞内への流入を阻害する作用により、降圧作用をなどをあらわす薬。

ARB・カルシウム拮抗薬配合剤の代表的な商品名

  • エックスフォージ配合錠
  • レザルタス配合錠
  • ユニシア配合錠
  • ミカムロ配合錠
  • アイミクス配合錠
  • ザクラス配合錠
  • アテディオ配合錠
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