処方薬
シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」
後発

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の基本情報

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の概要

商品名 シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」
一般名 シベンゾリンコハク酸塩100mg錠
薬価・規格 17.2円 (100mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 東和薬品
ブランド シベンゾリンコハク酸塩錠50mg「トーワ」 他
YJコード 2129007F2060
レセプト電算コード 621743601
識別コード Tw011
添付文書PDFファイル

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の主な効果と作用

  • 心臓に直接働いて、心臓の筋肉の異常な収縮をおさえる働きがあります。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の用途

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

PQ延長、QRS幅延長、QTc延長、房室ブロック、動悸、尿閉、排尿困難、排尿障害、光視症、霧視、視調節障害

起こる可能性のある重大な副作用

上室性不整脈、低血糖、脱力感、倦怠感、発汗、冷感、意識障害、錯乱、顆粒球減少、白血球減少、催不整脈作用、心室細動、心室頻拍、Torsades de Pointes、心停止、ショック、アナフィラキシー、胸内苦悶、冷汗、呼吸困難、血圧低下、発疹、浮腫、心不全、心原性ショック、重篤な肝障害、トランスアミナーゼの急激な上昇、LDHの急激な上昇、ショック肝、腎障害、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、貧血、血小板減少、間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常

上記以外の副作用

過敏症、紅斑、そう痒感、ふらつき、頭痛、頭重、めまい、眠気、振戦、立ちくらみ、幻覚、口渇、悪心、食欲不振、便秘、嘔吐、口内炎、胸部圧迫感、息切れ、関節痛、鼻乾燥、インポテンス、脚ブロック、洞結節機能低下、徐脈、Al-P上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、腹痛、腹部不快感

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の用法・用量

  • 通常、成人にはシベンゾリンコハク酸塩として、1日300mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合には450mgまで増量し、1日3回に分けて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤は次記のとおり腎機能障害患者では血中濃度が持続するので、血清クレアチニン値(Scr)を指標とした障害の程度に応じ投与量を減じるなど用法・用量の調整をすること〔9.2.2、9.8高齢者の項、16.6.1参照〕
  • ・ 軽度~中等度障害例(Scr:1.3~2.9mg/dL):消失半減期が腎機能正常例に比し約1.5倍に延長する
  • ・ 高度障害例(Scr:3.0mg/dL以上):消失半減期が腎機能正常例に比し約3倍に延長する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 高度洞房ブロック
    • 透析中
    • 尿貯留傾向
    • 閉塞隅角緑内障
    • 高度房室ブロック
    • モキシフロキサシン塩酸塩投与中
    • バルデナフィル塩酸塩水和物投与中
    • トレミフェンクエン酸塩投与中
    • フィンゴリモド塩酸塩投与中
    • エリグルスタット酒石酸塩投与中
    • うっ血性心不全
    • シポニモド フマル酸投与中
    • ラスクフロキサシン塩酸塩<注射剤>投与中
    • 腎機能障害<透析中を除く>
    • 開放隅角緑内障
    • 脚ブロック
    • 血清カリウム低下
    • 重篤な肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 心筋梗塞
    • 心筋症
    • 著明な洞性徐脈
    • 治療中の糖尿病
    • 弁膜症
    • 基礎心疾患
    • 一時的ペーシング中
    • 恒久的ペースメーカー使用中
    • 基礎心疾患があり心不全
    • 心筋梗塞があり心不全
    • 心筋症があり心不全
    • 弁膜症があり心不全
    • 抗不整脈薬を併用
    • 刺激伝導障害<高度房室ブロック・高度洞房ブロックは除く>
    • 洞房ブロック<高度洞房ブロックは除く>
    • 房室ブロック<高度房室ブロックは除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗不整脈剤 心停止
塩酸バルデナフィル 心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長
塩酸モキシフロキサシン 心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長
ラスクフロキサシン塩酸塩<注射剤> 心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長
クエン酸トレミフェン 心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長
フィンゴリモド塩酸塩 心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長
シポニモドフマル酸 心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長
エリグルスタット酒石酸塩 心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長
β-遮断剤 本剤の作用が増強
プロプラノロール 本剤の作用が増強
糖尿病用薬 低血糖
インスリン製剤 低血糖
スルホニルウレア系薬剤 低血糖
ビグアナイド系製剤 低血糖
チアゾリジン系薬剤 低血糖
速効型食後血糖降下剤 低血糖
α-グルコシダーゼ阻害剤 低血糖
GLP-1アナログ 低血糖
DPP-4阻害剤 低血糖
SGLT2阻害剤 低血糖

シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」と主成分が同じ薬

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シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」に関係する解説

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)

  • シベンゾリンコハク酸塩錠100mg「トーワ」は、Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)に分類される。
  • Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)とは、脈に関与する電気信号の一つであるNa(ナトリウム)イオンの通り道を塞ぎ、乱れた脈(主に頻脈)を整える薬。

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)の代表的な商品名

  • リスモダン
  • シベノール
  • アスペノン
  • メキシチール
  • サンリズム
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