処方薬
アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」
後発

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の基本情報

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の概要

商品名 アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」
一般名 アプリンジン塩酸塩20mgカプセル
薬価・規格 19.8円 (20mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 ニプロ
ブランド アプリンジン塩酸塩カプセル10mg「NP」 他
YJコード 2129004M2065
レセプト電算コード 620259001
識別コード HD029HD029
添付文書PDFファイル

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の主な効果と作用

  • 心臓に直接働いて、心臓の筋肉の異常な収縮をおさえる働きがあります。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の用途

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、倦怠感、Al-P上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇、白血球減少、貧血、顆粒球減少、徐脈、前胸部痛、PQ延長

起こる可能性のある重大な副作用

催不整脈、心室頻拍、Torsades de pointes、無顆粒球症、発熱、咽頭痛、全身倦怠感、間質性肺炎、咳嗽、息切れ、呼吸困難、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇

上記以外の副作用

QRS延長、QTc延長、血圧低下、振戦、めまい、ふらつき、眠気、足のもつれ、しびれ感、不眠、抑うつ症状、頭がボーとする、沈みこむ感じ、視力異常、緑視、複視、悪心、嘔気、食欲不振、口渇、嘔吐、消化不良、下痢、便秘、腹痛、過敏症、発疹、そう痒感、排尿障害、頭重感、抗核抗体陽性化、肝炎、胆汁うっ滞性肝炎、好酸球増多、血小板減少、動悸、房室ブロック、洞停止、心不全、幻覚、言語障害、腎機能異常、CK上昇、発汗

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の用法・用量

  • 通常、成人にはアプリンジン塩酸塩として、1日40mgより投与を始め、効果が不十分な場合は60mgまで増量し、1日2~3回に分けて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)1日用量60mgを超えて投与する場合、副作用発現の可能性が増大するので注意すること
  • 本剤は非線形の薬物動態を示すため、増量の際は注意すること〔16.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 完全房室ブロック
    • 重篤な刺激伝導障害
    • 重篤なうっ血性心不全
    • 脚ブロック
    • 軽度刺激伝導障害
    • 血清カリウム低下
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 心筋梗塞
    • 心筋症
    • 著明な洞性徐脈
    • パーキンソン症候群
    • 不完全房室ブロック
    • 弁膜症
    • 基礎心疾患
    • 抗不整脈薬投与中
    • うっ血性心不全<重篤なうっ血性心不全を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ジソピラミド 作用増強、刺激伝導障害<房室ブロック・脚ブロック等>
キニジン硫酸塩水和物 作用増強、刺激伝導障害<房室ブロック・脚ブロック等>
メキシレチン塩酸塩 作用増強、刺激伝導障害<房室ブロック・脚ブロック等>
ジルチアゼム 両剤の血中濃度が上昇
アミオダロン塩酸塩 アプリンジンの血中濃度が上昇
ベラパミル アプリンジンの血中濃度が上昇
局所麻酔剤 両剤の中枢神経系及び心臓に対する副作用が増強
塩酸メピバカイン 両剤の中枢神経系及び心臓に対する副作用が増強

アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」と主成分が同じ薬

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アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」に関係する解説

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)

  • アプリンジン塩酸塩カプセル20mg「NP」は、Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)に分類される。
  • Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)とは、脈に関与する電気信号の一つであるNa(ナトリウム)イオンの通り道を塞ぎ、乱れた脈(主に頻脈)を整える薬。

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)の代表的な商品名

  • リスモダン
  • シベノール
  • アスペノン
  • メキシチール
  • サンリズム
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