処方薬
ハロペリドール細粒1%「アメル」
後発

ハロペリドール細粒1%「アメル」の基本情報

ハロペリドール細粒1%「アメル」の概要

商品名 ハロペリドール細粒1%「アメル」
一般名 ハロペリドール1%細粒
薬価・規格 7.5円 (1%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 細粒
内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
製造会社 共和薬品
ブランド ハロペリドール細粒1%「アメル」 他
YJコード 1179020C1280
レセプト電算コード 620141915
添付文書PDFファイル

ハロペリドール細粒1%「アメル」の主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質の働きをよくし、ゆううつで落ち込んだ気分、意欲や行動の低下している状態を改善する働きがあります。
  • 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。
  • 不安や緊張などの精神の不安定な状態をおさえる働きがあります。

ハロペリドール細粒1%「アメル」の用途

ハロペリドール細粒1%「アメル」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

筋強剛、錐体外路症状、パーキンソン症候群、振戦、流涎、寡動、歩行障害、仮面様顔貌、嚥下障害、アカシジア、静坐不能

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、嚥下性肺炎、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、心室細動、心室頻拍、Torsades de pointes、QT延長、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、遅発性ジスキネジア、口周部不随意運動、四肢不随意運動、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇、ビリルビン上昇

上記以外の副作用

不眠、焦燥感、神経過敏、便秘、ジスキネジア、不随意運動、血圧降下、起立性低血圧、肝機能異常、ジストニア、痙攣性斜頸、顔面攣縮、頸部攣縮、後弓反張、眼球上転発作、眼調節障害、下痢、口渇、月経異常、体重増加、眠気、眩暈、頭痛、頭重、不安、幻覚、興奮、性欲異常、倦怠感、疲労感、潮紅、鼻閉、心電図異常、QT間隔延長、T波変化、喉頭攣縮、角膜混濁、水晶体混濁、角膜色素沈着、過敏症、発疹、じん麻疹、そう痒感、光線過敏症、貧血、女性型乳房、乳汁分泌、高プロラクチン血症、インポテンス、持続勃起、過鎮静、抑うつ、知覚変容発作、排尿困難、体温調節障害

ハロペリドール細粒1%「アメル」の用法・用量

  • ハロペリドールとして、通常成人1日0.75~2.25mgからはじめ、徐々に増量する
  • 維持量として1日3~6mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ハロペリドール細粒1%「アメル」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 重症心不全
    • パーキンソン病
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く>
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • レビー小体型認知症
    • QT延長
    • 肝機能障害
    • 痙攣性疾患
    • 甲状腺機能亢進状態
    • 脱水状態
    • 低カリウム血症
    • 低血圧
    • てんかん
    • 脳器質的障害
    • 肥満
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊
    • 長期臥床
    • 不動状態
    • 心・血管疾患<重症心不全を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ハロペリドール細粒1%「アメル」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アドレナリン<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く> 作用を逆転させ重篤な血圧降下
アドレナリン含有歯科麻酔剤 重篤な血圧降下
リドカイン・アドレナリン歯科麻酔剤 重篤な血圧降下
中枢抑制剤 中枢神経抑制作用が増強
バルビツール酸誘導体 中枢神経抑制作用が増強
エタノール摂取 相互に作用を増強
リチウム製剤 心電図変化、重症の錐体外路症状、持続性のジスキネジア、突発性の悪性症候群、非可逆性の脳障害
抗コリン作用を有する薬剤 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強くあらわれる、精神症状が悪化
抗コリン性抗パーキンソン病薬 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強くあらわれる、精神症状が悪化
フェノチアジン系薬剤 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強くあらわれる、精神症状が悪化
三環系抗うつ剤 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強くあらわれる、精神症状が悪化
抗ドパミン作用を有する薬剤 内分泌機能異常、錐体外路症状
ベンザミド系薬剤 内分泌機能異常、錐体外路症状
メトクロプラミド 内分泌機能異常、錐体外路症状
スルピリド 内分泌機能異常、錐体外路症状
チアプリド 内分泌機能異常、錐体外路症状
ドンペリドン 内分泌機能異常、錐体外路症状
タンドスピロン 錐体外路症状を増強
ドパミン作動薬 作用が減弱
レボドパ 作用が減弱
ブロモクリプチン 作用が減弱
肝酵素誘導作用をもつ医薬品 本剤の作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の作用が増強し副作用が発現
イトラコナゾール 本剤の作用が増強し副作用が発現
肝薬物代謝酵素CYP2D6を阻害する薬剤 本剤の作用が増強し副作用が発現
キニジン 本剤の作用が増強し副作用が発現
プロメタジン 本剤の作用が増強し副作用が発現
クロルプロマジン 本剤の作用が増強し副作用が発現
QTを延長する薬剤 QT延長

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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ハロペリドール細粒1%「アメル」に関係する解説

定型抗精神病薬

  • ハロペリドール細粒1%「アメル」は、定型抗精神病薬に分類される。
  • 定型抗精神病薬とは、主に脳内のドパミンに対して抑制作用をあらわし、幻覚、妄想、不安、緊張、興奮などの症状を改善する薬。

定型抗精神病薬の代表的な商品名

  • コントミン
  • フルメジン
  • ノバミン
  • セレネース
  • ドグマチール
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