処方薬
ノルスパンテープ20mg
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ノルスパンテープ20mgの基本情報

ノルスパンテープ20mgの概要

商品名 ノルスパンテープ20mg
一般名 ブプレノルフィン貼付剤
薬価・規格 3743.3円 (20mg1枚)
薬の形状
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤のアイコン
製造会社 ムンディファーマ
ブランド ノルスパンテープ5mg 他
YJコード 1149704S3023
レセプト電算コード 622057801
識別コード NORSPANTAPE20mgMKK003
添付文書PDFファイル

ノルスパンテープ20mgの主な効果と作用

  • 中枢神経に働いて、痛みをやわらげる働きがあります。
  • 激しい痛みをおさえるお薬です。

ノルスパンテープ20mgの用途

ノルスパンテープ20mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

不安、貧血、リンパ球数減少、浮動性めまい、頭痛、傾眠、不眠症、回転性めまい、動悸、ほてり、あくび

起こる可能性のある重大な副作用

呼吸抑制、呼吸困難、ショック、アナフィラキシー、薬物依存、不眠、興奮、胸内苦悶、嘔気、振戦、発汗、禁断症状

上記以外の副作用

便秘、悪心、嘔吐、下痢、口内乾燥、胃不快感、上腹部痛、胃炎、肝機能異常、γ-GTP増加、適用部位紅斑、適用部位そう痒感、接触性皮膚炎、適用部位皮膚炎、適用部位湿疹、適用部位変色、適用部位小水疱、多汗症、排尿困難、血中尿酸増加、心電図QT延長、体重減少、食欲減退、脱水、無力症、悪寒、異常感、けん怠感、末梢性浮腫、口渇、胸部不快感、不快気分、気分動揺、落ち着きのなさ、うつ病、神経過敏、リビドー減退、感覚鈍麻、味覚異常、蟻走感、片頭痛、流涙増加、眼乾燥、頭位性回転性めまい、耳鳴、頻脈、高血圧、潮紅、徐脈、低血圧、鼻漏、息詰まり、喘息増悪、腹痛、消化不良、口内炎、嚥下障害、AST増加、ALT増加、皮膚そう痒症、発疹、全身性そう痒症、皮膚乾燥、蕁麻疹、適用部位刺激感、適用部位発疹、適用部位びらん、尿閉、血中クレアチニン増加、BUN増加、LDH増加、血中トリグリセリド増加、尿沈渣陽性、血中ブドウ糖増加、尿中蛋白陽性、転倒、性機能不全、高尿酸血症、背部痛、筋痙縮、筋肉痛、冷感、発熱、疼痛、顔面浮腫、過敏症、口腔咽頭腫脹、舌腫脹、錯乱状態、感情不安定、激越、離人症、多幸気分、幻覚、悪夢、精神病性障害、離脱症候群、錯感覚、注意力障害、協調運動異常、構語障害、記憶障害、失神、痙攣、攻撃性、霧視、縮瞳、狭心症、血管拡張、起立性低血圧、咳嗽、しゃっくり、過換気、低酸素症、鼻炎、喘鳴、鼓腸、憩室炎、イレウス、胆道仙痛、適用部位浮腫、浮腫、尿失禁、排尿躊躇、筋力低下、胸痛、インフルエンザ様疾患

ノルスパンテープ20mgの用法・用量

  • 通常、成人に対し、前胸部、上背部、上腕外部又は側胸部に貼付し、7日毎に貼り替えて使用する
  • 初回貼付用量はブプレノルフィンとして5mgとし、その後の貼付用量は患者の症状に応じて適宜増減するが、20mgを超えないこと
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 初回貼付時7.1.1. 初回貼付72時間後までブプレノルフィンの血中濃度が徐々に上昇するため、鎮痛効果が得られるまで時間を要するため、必要に応じて他の適切な治療の併用を考慮すること
  • 7.1.2. 他のオピオイド鎮痛剤から本剤へ切り替える場合には、切り替え前に使用していたオピオイド鎮痛剤の鎮痛効果の持続時間を考慮して、本剤の貼付を開始すること
    • なお、高用量(経口モルヒネ換算量80mg/日超)のオピオイド鎮痛剤から切り替えた場合には、十分な鎮痛効果が得られないおそれがあるので、注意すること
  • 7.2. 貼付方法血中濃度が上昇するおそれがあるので、毎回貼付部位を変え、同じ部位に貼付する場合は、3週間以上の間隔をあけること
  • 7.3. 増量本剤貼付開始後は患者の状態を観察し、適切な鎮痛効果が得られ副作用が最小となるよう用量調節を行い、鎮痛効果が十分得られない場合は、ブプレノルフィンとして5~10mgずつ貼り替え時に増量する
  • 7.4. 減量連用中における急激な減量は、退薬症候があらわれることがあるので行わないこと(副作用等により減量する場合は、患者の状態を観察しながら慎重に行うこと)
  • 7.5. 投与の継続本剤貼付開始後4週間を経過してもなお期待する効果が得られない場合は、他の適切な治療への変更を検討し、また、定期的に症状及び効果を確認し、投与の継続の必要性について検討すること
  • 7.6. 投与の中止7.6.1. 本剤の投与を必要としなくなった場合には、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること
  • 7.6.2. 本剤の投与を中止し他のオピオイド鎮痛剤に変更する場合は、本剤剥離後24時間以上の間隔をあけること
    • また、ブプレノルフィンのμオピオイド受容体への親和性は他のオピオイド鎮痛剤より強いため、本剤の投与を中止し他のオピオイド鎮痛剤に切り替え直後には他のオピオイド鎮痛剤の鎮痛効果が十分に得られないことがあるので、注意すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ノルスパンテープ20mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 呼吸機能障害
    • 重篤な呼吸抑制
    • QT延長
    • 肝機能障害
    • 高熱
    • 呼吸機能低下
    • ショック状態
    • 腎機能障害
    • 胆道疾患
    • 脳器質的障害
    • 不整脈
    • 麻痺性イレウス
    • 麻薬依存
    • 薬物依存
    • アルコール依存
    • 先天性QT延長症候群
    • QT延長を起こすことが知られている薬剤投与中

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ノルスパンテープ20mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
QTを延長する薬剤 QT延長
中枢抑制剤 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
フェノチアジン系薬剤 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
ベンゾジアゼピン系化合物 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
バルビツール酸誘導体 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
全身麻酔 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
モノアミン酸化酵素阻害剤 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
オピオイド系鎮痛剤 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
骨格筋弛緩剤 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
エタノール摂取 呼吸抑制、低血圧、深い鎮静、昏睡
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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ノルスパンテープ20mgに関係する解説

オピオイド鎮痛薬(非麻薬性製剤)

  • ノルスパンテープ20mgは、オピオイド鎮痛薬(非麻薬性製剤)に分類される。
  • オピオイド鎮痛薬(非麻薬性製剤)とは、鎮痛作用などに関与するオピオイド受容体に作用することで強い鎮痛作用をあらわす薬。

オピオイド鎮痛薬(非麻薬性製剤)の代表的な商品名

  • トラマール
  • ワントラム
  • ツートラム
  • トラムセット配合錠
  • レペタン
  • ノルスパン
  • ソセゴン
オピオイド鎮痛薬(非麻薬性製剤)についての詳しい解説を見る