フィコンパ錠4mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
浮動性めまい、傾眠、過敏症、発疹、そう痒症、頭痛、運動失調、平衡障害、構語障害、痙攣、振戦
起こる可能性のある重大な副作用
易刺激性、攻撃性、不安、怒り、幻覚、幻視、幻聴、妄想、精神症状、せん妄
上記以外の副作用
気分動揺、感覚鈍麻、嗜眠、過眠症、感情不安定、気分変化、神経過敏、健忘、記憶障害、異常行動、錯乱状態、睡眠障害、錯感覚、自殺企図、注意力障害、精神運動亢進、協調運動異常、自殺念慮、多幸気分、悪心、嘔吐、腹部不快感、腹痛、下痢、口内炎、便秘、流涎過多、肝機能異常、γ-GTP増加、AST増加、ALT増加、貧血、低ナトリウム血症、好中球減少症、複視、眼振、霧視、筋力低下、筋肉痛、疲労、体重増加、回転性めまい、歩行障害、食欲減退、食欲亢進、心電図QT延長、異常感、倦怠感、尿中蛋白陽性、体重減少、不規則月経、鼻出血、転倒、酩酊感、挫傷、無力症、発熱、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、尿失禁、関節痛、上気道感染
フィコンパ錠4mgの用法・用量
- 〈部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉[単剤療法]通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する
- 維持用量は1日1回4~8mgとする
- なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする
- [併用療法]通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する
- 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする
- なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする
- 通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する
- 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする
- なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする
- 〈参考:成人及び12歳以上の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉1). 単剤療法:①. 投与方法:1日1回就寝前経口投与
- ②. 開始用量:2mg/日
- ③. 漸増間隔:2週間以上
- ④. 漸増用量:2mg/日
- ⑤. 維持用量:4~8mg/日
- ⑥. 最高用量:8mg/日
- 2). 併用療法:①. 投与方法:1日1回就寝前経口投与
- ②. 開始用量:2mg/日
- ③. 漸増間隔:1週間以上
- ④. 漸増用量:2mg/日
- ⑤. 維持用量:a. 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬*の併用なし:4~8mg/日
- b. 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬*の併用あり:8~12mg/日
- ⑥. 最高用量:12mg/日
- 用量はペランパネルとしての量を示す
- *)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン
- 〈参考:4歳以上12歳未満の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉1). 単剤療法:①. 投与方法:1日1回就寝前経口投与
- ②. 開始用量:2mg/日
- ③. 漸増間隔:2週間以上
- ④. 漸増用量:2mg/日
- ⑤. 維持用量:4~8mg/日
- ⑥. 最高用量:8mg/日
- 2). 併用療法:①. 投与方法:1日1回就寝前経口投与
- ②. 開始用量:2mg/日
- ③. 漸増間隔:2週間以上
- ④. 漸増用量:2mg/日
- ⑤. 維持用量:a. 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬*の併用なし:4~8mg/日
- b. 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬*の併用あり:8~12mg/日
- ⑥. 最高用量:12mg/日
- 用量はペランパネルとしての量を示す
- *)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン
- 〈強直間代発作に用いる場合〉[併用療法]通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する
- 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする
- なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする
- 〈参考:成人及び12歳以上の小児における強直間代発作に用いる場合〉併用療法:1). 投与方法:1日1回就寝前経口投与
- 2). 開始用量:2mg/日
- 3). 漸増間隔:1週間以上
- 4). 漸増用量:2mg/日
- 5). 維持用量:①. 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬*の併用なし:8mg/日
- ②. 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬*の併用あり:8~12mg/日
- 6). 最高用量:12mg/日
- 用量はペランパネルとしての量を示す
- *)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤を強直間代発作に対して使用する場合には、他の抗てんかん薬と併用して使用すること(臨床試験において、強直間代発作に対する本剤単独投与での使用経験はない)
- 7.2. 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン)との併用により本剤の血中濃度が低下することがあるので、本剤の投与中にカルバマゼピン、フェニトイン又はホスフェニトインを投与開始又は投与中止する際には、慎重に症状を観察し、必要に応じて1日最高用量である12mgを超えない範囲で適切に用量の変更を行うこと〔8.4、10.2、16.7.1参照〕
- 7.3. 軽度肝機能障害及び中等度肝機能障害のある患者に本剤を投与する場合は、ペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増すること
- また、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、軽度肝機能障害のある患者については1日最高8mgまで、中等度肝機能障害のある患者については1日最高4mgまでとする〔9.3.2、16.6.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
カルバマゼピン |
本剤の血中濃度が低下 |
フェニトイン |
本剤の血中濃度が低下 |
ホスフェニトイン |
本剤の血中濃度が低下 |
ホスフェニトインナトリウム水和物 |
本剤の血中濃度が低下 |
CYP3A酵素誘導剤 |
本剤の血中濃度が低下 |
リファンピシン類 |
本剤の血中濃度が低下 |
フェノバルビタール |
本剤の血中濃度が低下 |
CYP3A酵素阻害剤 |
本剤の血中濃度が上昇 |
イトラコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇 |
経口避妊薬 |
血中濃度が低下し効果が減弱 |
レボノルゲストレル |
血中濃度が低下し効果が減弱 |
エタノール摂取 |
精神運動機能の低下が増強 |