クリンダマイシン外用製剤[尋常性ざ瘡(にきび)治療薬]
細菌の生命維持や増殖に必要なタンパク質の合成を阻害することで、尋常性ざ瘡(ニキビ)の原因菌となるアクネ菌などに対して抗菌作用をあらわし主にニキビを治療する外用薬

クリンダマイシン外用製剤[尋常性ざ瘡(にきび)治療薬]の解説

クリンダマイシン外用製剤[尋常性ざ瘡(にきび)治療薬]の効果と作用機序

  • 尋常性ざ瘡(ニキビ)の原因菌となるアクネ菌などに対して抗菌作用をあらわすことで主にニキビを治療する薬
    • 尋常性ざ瘡(ニキビ)は皮脂の分泌増加や毛穴が古い角質により塞がれることで菌(アクネ菌など)が増殖することによっておこる
    • 細菌の生命維持や増殖にはタンパク質合成が必要となる
    • クリンダマイシンはタンパク質合成阻害作用によりニキビの原因菌となるアクネ菌などに対して抗菌作用をあらわす
  • 本剤の成分(クリンダマイシン)はリンコマイシン系抗菌薬に分類される

クリンダマイシン外用製剤[尋常性ざ瘡(にきび)治療薬]の薬理作用

尋常性ざ瘡(ニキビ)は主にホルモン(男性ホルモン)などの影響により皮脂の分泌が増えたり古い角質により毛穴が塞がれたりすることで毛穴の中に菌(アクネ菌など)が増殖することによっておこる。

細菌の生命維持や増殖にはタンパク質合成が必要となり、それはリボソームという器官で行われる。クリンダマイシンはリンコマイシン系という種類に分類される抗菌薬で、細菌のリボソーム50Sサブユニットに作用しペプチド転移酵素反応の阻害作用により、タンパク質合成阻害作用をあらわす。

クリンダマイシンは細菌の種類の中でグラム陽性球菌群、嫌気性菌群などに対して抗菌作用をあらわし、尋常性ざ瘡(ニキビ)の原因菌になるアクネ菌やコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)に対して抗菌作用をあらわす。

クリンダマイシン外用製剤[尋常性ざ瘡(にきび)治療薬]の主な副作用や注意点

  • 皮膚症状
    • 痒み、つっぱり感、パリパリ感、刺激感、発赤などがあらわれる場合がある
  • 肝機能症状
    • ビリルビンの上昇などの数値異常があらわれる可能性がある

クリンダマイシン外用製剤[尋常性ざ瘡(にきび)治療薬]の一般的な商品とその特徴

ダラシンT

  • 剤形(剤型)にゲル剤とローション剤があり皮膚状態などに合わせて選択が可能
  • 使用方法
    • 通常、1日2回、患部を洗った後、塗布する