免疫抑制薬(アトピー性皮膚炎用外用塗布剤)
免疫抑制作用により、アレルギー反応を抑え皮膚の痒みや赤みなどを改善する薬
免疫抑制薬(アトピー性皮膚炎用外用塗布剤)の解説
免疫抑制薬(アトピー性皮膚炎用外用塗布剤)の効果と作用機序
免疫抑制薬(アトピー性皮膚炎用外用塗布剤)の薬理作用
アトピー性皮膚炎(アトピー)では、アレルギーを起こす食物、ダニ、ホコリ、ハウスダストなどにより強い痒みを伴う湿疹などが繰り返しおこる。アレルギー反応は体内の免疫反応により引き起こされるが、免疫細胞から放出されるサイトカインという物質や免疫細胞からの指令によってヒスタミンなどのアレルギー反応を引き起こす物質が放出されることにより皮膚の痒みや赤み、湿疹などがあらわれる。
本剤は免疫反応に抑制的に作用することで、サイトカインやヒスタミンなどの放出を抑え、アレルギー反応を抑制することなどによりアトピー性皮膚炎の皮膚症状を改善する効果が期待できる。
免疫抑制薬(アトピー性皮膚炎用外用塗布剤)の主な副作用や注意点
免疫抑制薬(アトピー性皮膚炎用外用塗布剤)の一般的な商品とその特徴
プロトピック
- 含有成分(タクロリムス)の濃度により規格が「軟膏0.1%」と「軟膏0.03%小児用」がある
- 「プロトピック軟膏0.03%小児用」は名称に「小児用」とあるが、皮膚の症状や使用部位などによっては成人にも使用する場合がある
- 使用後、一過性(特に使用開始から初期にかけて)に刺激感(ほてり感、ヒリヒリ感 など)があらわれる場合がある
- 通常、
皮疹 の改善とともに刺激感は緩和することが多い(刺激感が強い、刺激感がなくならないなどの場合は医師や薬剤師に相談する)
- 通常、