ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬) - 解説(効能効果・副作用・薬理作用など) | MEDLEY(メドレー)
ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)
消化管内で水分を吸収し、消化管の内容物の動きを調節することで下痢や便秘などの症状を改善する薬
同義語:
IBS治療薬

ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)の解説

ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)の効果と作用機序

  • 消化管内で水分を吸収し、消化管の内容物の動きを調節することで下痢や便秘などの症状を改善する薬
    • 過敏性腸症候群は下痢、便秘、腹痛などが続き、ストレスなどによっても悪化する現代病の一つである
    • ポリアクリル樹脂という物質は水分を吸収し容積を大きくする性質をもつ
    • 本剤はポリアクリル樹脂の経口薬であり、下痢時には余分な水分を吸収し、容積が大きくなることで便秘時には排便を促す
  • 本剤の服用は十分量(約200ml)の水とともに服用する

ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)の薬理作用

過敏性腸症候群(IBS)はお腹の不快感や便秘、下痢などが続く状態で、腹痛などは排便によって軽快するのが特徴的である。ライフスタイルと関連があることが多く、ストレスなどによっても悪化することがある。過敏性腸症候群は便形状などによって便秘型、下痢型、便秘型と下痢型の両方の特徴を併せ持つ混合型、分類不能型に分かれる。

本剤はポリアクリル樹脂の経口薬であり、消化管内で水分を吸収することで下痢の症状を改善し、水分吸収により容積を大きくすることで腸内を刺激することにより排便を促し便秘の症状を改善する作用をあらわす。

なお、本剤は水分を吸収し膨張する性質から服用後、喉や食道を塞いでしまう可能性があるため、十分な量(約200ml)の水で服用する。

ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)の主な副作用や注意点

  • 消化器症状
    • 吐き気、口乾、腹部膨満感などの症状があらわれる場合がある
  • テトラサイクリン系抗菌薬やキノロン系抗菌薬との飲み合わせに関する注意
    • 本剤に含まれるカルシウムイオンが上記の抗菌薬の吸収を阻害し、抗菌薬の作用が減弱する可能性がある
  • 本剤を服用する際の注意
    • 本剤の膨張する性質により服用後に喉でつかえた場合、喉や食道を塞ぐ可能性がある
    • 上記を防ぐために、本剤は十分な量(約200ml)の水とともに服用する

ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)の一般的な商品とその特徴

コロネル、ポリフル

  • 剤形に錠剤と細粒剤があり、服薬状況などに合わせた選択が可能