トリプタン系薬(片頭痛発作治療薬)
脳内における血管収縮作用や抗炎症作用などにより、片頭痛時の痛みなどを和らげる薬
トリプタン系薬(片頭痛発作治療薬)の解説
トリプタン系薬(片頭痛発作治療薬)の効果と作用機序
トリプタン系薬(片頭痛発作治療薬)の薬理作用
片頭痛の原因の一つに、一度収縮した脳の血管が逆に過剰に広がっておこるという考えがある。
過剰な太さに広がった血管は三叉神経という神経に刺激を与え、痛みの原因となる物質が放出され血管の周りに炎症がおきる。この炎症によりさらに血管が広がり、三叉神経にさらなる刺激を与え、この刺激が大脳に伝わり痛みとして認識され頭痛がおきるとされている。
本剤は脳内で血管収縮などに関わる神経伝達物質セロトニンの作用に関わり、血管収縮作用や抗炎症作用などにより片頭痛発作時の痛みなどを和らげるとされる。