処方薬
リファジンカプセル150mg
先発

リファジンカプセル150mgの基本情報

リファジンカプセル150mgの概要

商品名 リファジンカプセル150mg
一般名 リファンピシンカプセル
薬価・規格 15.2円 (150mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 第一三共
YJコード 6164001M1216
レセプト電算コード 621127501
識別コード D713D713
添付文書PDFファイル

リファジンカプセル150mgの主な効果と作用

  • マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症を治療するお薬です。
  • 非結核性抗酸菌症の原因となる細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 結核菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 結核の治療に用いるお薬です。
  • ハンセン病の原因菌である、らい菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • ハンセン病の治療に用いるお薬です。

リファジンカプセル150mgの用途

リファジンカプセル150mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、胃腸障害、食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、胃不快感、AST上昇、ALT上昇、発疹、尿蛋白

起こる可能性のある重大な副作用

劇症肝炎、重篤な肝機能障害、ショック、アナフィラキシー、悪寒、顔面潮紅、呼吸困難、腎不全、間質性腎炎、ネフローゼ症候群、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、扁平苔癬型皮疹、天疱瘡様皮疹、類天疱瘡様皮疹、紅皮症、剥脱性皮膚炎、間質性肺炎

上記以外の副作用

頭痛、めまい、しびれ感、黄疸、過敏症、発熱、かぜ様症候群、蕁麻疹、血尿、顆粒球減少、出血傾向、好酸球増多、出血性びらん性胃炎、不眠、いらいら感、傾眠、錯乱、月経異常、甲状腺機能低下症、副腎機能不全、全身倦怠感、筋脱力、手指のこわばり、浮腫、運動失調、尿着色、便着色

リファジンカプセル150mgの用法・用量

  • 〈肺結核及びその他の結核症〉通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する
  • ただし、感性併用剤のある場合は週2日投与でもよい
  • 原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する
    • また、肺結核及びその他の結核症の場合、他の抗結核剤との併用が望ましい
  • 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する
  • 原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状、体重により適宜増減するが、1日最大量は600mg(力価)を超えない
  • 〈ハンセン病〉通常成人には、リファンピシンとして1回600mg(力価)を1ヵ月に1~2回または1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する
  • 原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する
    • また、ハンセン病の場合、他の抗ハンセン病剤と併用すること
  • (用法及び用量に関連する注意)〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉投与開始時期、投与期間、併用薬等について国内外の各種学会ガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

リファジンカプセル150mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 胆道閉塞
    • 過敏症
    • 重篤な肝機能障害
    • カボテグラビルナトリウム投与中
    • エンシトレルビル フマル酸投与中
    • イサブコナゾニウム硫酸塩投与中
    • レナカパビルナトリウム投与中
    • プラジカンテル投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • ホスアンプレナビルカルシウム水和物投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中
    • ソホスブビル投与中
    • マシテンタン投与中
    • チカグレロル投与中
    • レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビル投与中
    • EVG・COBI・FTC・TAF投与中
    • アルテメテル・ルメファントリン投与中
    • ペマフィブラート投与中
    • グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル投与中
    • アメナメビル投与中
    • テノホビル アラフェナミドフマル酸塩投与中
    • ソホスブビル・ベルパタスビル投与中
    • BIC・FTC・TAF投与中
    • RPV・TAF・FTC投与中
    • ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩投与中
    • ドラビリン投与中
    • ルラシドン塩酸塩投与中
    • ロルラチニブ投与中
    • ニルマトレルビル・リトナビル投与中
    • カボテグラビル投与中
    • 副腎皮質不全
    • ポルフィリン症
    • 慢性甲状腺炎
    • 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

リファジンカプセル150mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ルラシドン塩酸塩 作用が減弱
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> 作用が減弱
マシテンタン 作用が減弱
チカグレロル 作用が減弱
ボリコナゾール 作用が減弱
イサブコナゾニウム硫酸塩 作用が減弱
ホスアンプレナビルカルシウム水和物 作用が減弱
硫酸アタザナビル 作用が減弱
リルピビリン塩酸塩 作用が減弱
ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩 作用が減弱
ドラビリン 作用が減弱
カボテグラビル 作用が減弱
カボテグラビルナトリウム 作用が減弱
ソホスブビルを含む製剤 作用が減弱
レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビル 作用が減弱
ソホスブビル・ベルパタスビル 作用が減弱
グレカプレビル・ピブレンタスビル 作用が減弱
テノホビル アラフェナミドフマル酸塩を含む製剤 作用が減弱
アメナメビル 作用が減弱
エンシトレルビルフマル酸 作用が減弱
アルテメテル・ルメファントリン 作用が減弱
プラジカンテル 作用が減弱
ベンゾジアゼピン系化合物 作用が減弱
ジアゼパム 作用が減弱
ミダゾラム 作用が減弱
トリアゾラム 作用が減弱
不眠症治療薬 作用が減弱
酒石酸ゾルピデム 作用が減弱
ゾピクロン 作用が減弱
抗てんかん剤 作用が減弱
フェニトイン 作用が減弱
カルバマゼピン 作用が減弱
ラモトリギン 作用が減弱
ブプレノルフィン 作用が減弱
イストラデフィリン 作用が減弱
精神神経用剤 作用が減弱
ハロペリドール 作用が減弱
ブロムペリドール 作用が減弱
オランザピン 作用が減弱
フマル酸クエチアピン 作用が減弱
クロザピン 作用が減弱
塩酸ノルトリプチリン 作用が減弱
ミルタザピン 作用が減弱
塩酸ドネペジル 作用が減弱
スボレキサント 作用が減弱
チザニジン塩酸塩 作用が減弱
ジギタリス剤 作用が減弱
キニジン硫酸塩水和物 作用が減弱
メキシレチン塩酸塩 作用が減弱
ジソピラミド 作用が減弱
塩酸プロパフェノン 作用が減弱
塩酸ピルジカイニド 作用が減弱
β-遮断剤 作用が減弱
酒石酸メトプロロール 作用が減弱
プロプラノロール 作用が減弱
トルバプタン 作用が減弱
ブナゾシン塩酸塩 作用が減弱
エプレレノン 作用が減弱
カルベジロール 作用が減弱
アゼルニジピン 作用が減弱
マレイン酸エナラプリル 作用が減弱
臭化水素酸エレトリプタン 作用が減弱
カルシウム拮抗剤 作用が減弱
ベラパミル 作用が減弱
ニフェジピン 作用が減弱
クロフィブラート 作用が減弱
フルバスタチンナトリウム 作用が減弱
高脂血症用薬<CYP3A4で代謝される薬剤> 作用が減弱
シンバスタチン 作用が減弱
ボセンタン 作用が減弱
トレプロスチニル 作用が減弱
テオフィリン 作用が減弱
5-HT3受容体拮抗型制吐薬 作用が減弱
オンダンセトロン塩酸塩水和物 作用が減弱
NK1受容体拮抗型制吐薬 作用が減弱
ホスアプレピタントメグルミン 作用が減弱
塩酸セビメリン水和物 作用が減弱
副腎皮質ホルモン剤 作用が減弱
黄体・卵胞ホルモン剤 作用が減弱
PDE5阻害薬 作用が減弱
シルデナフィル 作用が減弱
塩酸バルデナフィル 作用が減弱
タダラフィル<シアリス・ザルティア> 作用が減弱
過活動膀胱治療薬 作用が減弱
コハク酸ソリフェナシン 作用が減弱
ミラベグロン 作用が減弱
ビベグロン 作用が減弱
ジアフェニルスルホン 作用が減弱
クマリン系抗凝血剤 作用が減弱
リバーロキサバン 作用が減弱
アピキサバン 作用が減弱
デフェラシロクス 作用が減弱
カナグリフロジン水和物 作用が減弱
CYP3A4等で代謝される経口糖尿病薬 作用が減弱
ミコフェノール酸モフェチル 作用が減弱
シクロスポリン 作用が減弱
タクロリムス水和物 作用が減弱
トファシチニブクエン酸塩 作用が減弱
エリグルスタット酒石酸塩 作用が減弱
CYPの基質となる抗悪性腫瘍剤 作用が減弱
塩酸イリノテカン 作用が減弱
クエン酸タモキシフェン 作用が減弱
クエン酸トレミフェン 作用が減弱
メシル酸イマチニブ 作用が減弱
ゲフィチニブ 作用が減弱
ラパチニブトシル酸塩水和物 作用が減弱
レトロゾール 作用が減弱
エンザルタミド 作用が減弱
ギルテリチニブフマル酸塩 作用が減弱
クラリスロマイシン 作用が減弱
クロラムフェニコール 作用が減弱
塩酸ドキシサイクリン 作用が減弱
HIVプロテアーゼ阻害剤<FPV・ATV・NMV/rは禁忌> 作用が減弱
リトナビル 作用が減弱
ロピナビル 作用が減弱
ネビラピン 作用が減弱
マラビロク 作用が減弱
エファビレンツ 作用が減弱
ジドブジン製剤 作用が減弱
ラルテグラビルカリウム 作用が減弱
塩酸テルビナフィン 作用が減弱
アゾール系抗真菌薬<ボリコナゾール・イサブコナゾニウム硫酸塩は禁忌> 作用が減弱
フルコナゾール 作用が減弱
オキシコドン塩酸塩水和物 作用が減弱
メサドン塩酸塩 作用が減弱
ペマフィブラート 血中濃度が上昇
ロミデプシン 血中濃度が上昇
ロルラチニブ ALT及びASTが上昇
リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱
EVG・COBI・FTC・TAF<配合剤> エルビテグラビル・コビシスタット及びテノホビルの作用が減弱
レナカパビルナトリウム 作用が減弱し耐性が発現
ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド ビクテグラビルの血漿中濃度が低下、効果が減弱し耐性が発現、テノホビル アラフェナミドの血漿中濃度も低下
ニルマトレルビル・リトナビル 作用の減弱、耐性出現
アセトアミノフェン 肝障害
ピタバスタチンカルシウム Cmax及びAUCが上昇
セレキシパグ 活性代謝物のAUCが低下
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 血中濃度が低下
硫酸クロピドグレル 血小板阻害作用が増強されることにより出血リスクが高まる
レフルノミド 活性代謝物のCmaxが上昇
カスポファンギン酢酸塩 AUCが上昇
カスポファンギン トラフ濃度が低下
抗結核剤 重篤な肝機能障害
イソニアジド 重篤な肝機能障害
エタンブトール塩酸塩 視力障害を増強
リネゾリド Cmax及びAUCが低下
ドルテグラビルナトリウム 血漿中濃度が低下
エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩 テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱
アトバコン 血中濃度が約53%低下しt1/2は約33時間短縮

リファジンカプセル150mgと主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る