きゅうせいすとれすはんのう
急性ストレス反応
強い精神的ストレスに反応して起こる一過性の精神障害。通常は数日から1ヶ月以内に治まる
4人の医師がチェック 56回の改訂 最終更新: 2018.11.15

急性ストレス反応の基礎知識

POINT 急性ストレス反応とは

急性ストレス反応は、極めて大きな精神的ストレスに接してからしばらくの間、記憶がよみがえって辛くなったり、気分が沈んだり、自分が自分ではないような感じを覚えたり、眠れなくなったりイライラしたりします。精神的なストレスの内容に関しては、自然災害や事故、暴行、強姦、誰かの死、著しく尊厳を害する出来事など、人によって様々です。通常は精神的ストレスを受けてから1ヶ月以内に発症し、数日から1ヶ月以内で治まります。1ヶ月以上にわたって症状が続く場合には、急性ストレス反応というよりは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されることが一般的です。診断に詳しい検査は不要で、主に精神科の医師が問診をすることで診断されます。治療としては、辛い気持ちを十分に聞いてもらい、リラクセーションを受けるなどがあります。急性ストレス反応は時間とともに良くなるので、薬物治療は行わないことが多いですが、必要に応じて鎮静薬・抗不安薬などが用いられます。急性ストレス反応でお困りの方は精神科や心療内科、メンタルクリニックなどを受診してください。

急性ストレス反応について

  • 事故や災害、戦闘、暴行、肉親との死別、離婚、自宅の火災など自身や親しい人の安全や健康を脅かす強い身体的、精神的ストレスに反応して起こる
  • 一過性の精神障害で、通常出来事の数分から数時間後に始まり、3日程度で消失するのが普通である
  • 非常に強いストレスにさらされた人が必ず発症するわけではないので、個人のストレス対処能力やストレス耐性に関連があるとされている

急性ストレス反応の症状

  • 強いストレスによる衝撃と症状出現の間に、即座で明らかな関連がある
  • 症状は混合しており、始終変動する。抑うつ、不安、激怒、過活動、引きこもりなどである
  • 大抵の場合では症状は3日以内に最小となる

急性ストレス反応の検査・診断

  • 検査で診断はつかず、状況から医師の問診により診断される

急性ストレス反応の治療法

  • 大きく混乱している場合などに抗不安薬などによる対症療法を行うことがあるが、基本的には薬物治療を行わない
  • リラックスを行ったり、休息をとったり、レクリエーションを行うことが治療に繋がる

急性ストレス反応のタグ

からだ

急性ストレス反応に関わるからだの部位

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