しきゅうぼうけつごうそしきえん
子宮傍結合組織炎
子宮周囲の結合組織に起こる炎症で、多くの場合細菌感染が原因となる
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最終更新: 2019.01.08
子宮傍結合組織炎の基礎知識
POINT 子宮傍結合組織炎とは
子宮周囲の結合組織に炎症が起こることです。多くの場合、細菌感染症が原因となります。 膣や子宮頚管(膣側の子宮)に傷がついたり、手術後に感染が起こることが多いです。症状はないこともありますが、炎症が強いと高熱や吐き気、下腹部の痛みなどが現れます。子宮傍結合組織炎が疑われる場合には腹部超音波検査やCT検査、MRI検査などを行い詳しく調べ、細菌感染が原因の場合は抗菌薬を使って治療をします。子宮傍結合組織炎は産婦人科や感染症内科で治療されます。
子宮傍結合組織炎について
- 子宮周囲の結合組織に起こる炎症
- 多くの場合細菌感染が原因となる
- 膣壁や子宮頚管の傷、子宮がん等の手術後の傷から感染することが多い
- 子宮傍結合組織とは、子宮頸部と骨盤を結びつける靭帯などの軟部組織のこと
- 膀胱子宮靭帯
- 基靭帯
- 仙骨子宮靭帯 など
子宮傍結合組織炎の症状
- 症状を自覚しないことも多い
- 主な症状
- 高熱
- 吐き気
- 下腹部の痛み など
子宮傍結合組織炎の検査・診断
- 主な検査
- 腹部エコー検査
- 腹部CT検査
- 骨盤MRI検査
子宮傍結合組織炎の治療法
- 主な治療法
- 抗菌薬の点滴或いは内服
- NSAIDs(解熱鎮痛薬)の内服
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