いんのうすいしゅ
陰のう水腫
陰のうに水がたまる病気で先天的なものと他の病気が原因のことがある
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最終更新: 2022.02.09
Beta 陰のう水腫についての医師コメント
お腹の中には内臓を包む膜(腹膜)が存在します。
胎児のうちはこの腹膜が鼠径部に飛び出していて、この部分を腹膜鞘状突起と呼びます。
腹膜鞘状突起は生後まもなく閉じてしまうことが多いですが、これが残っているとここに内臓が飛び出したり(鼡径ヘルニア)、水がたまったりします(陰嚢水腫)。
陰嚢水腫は名前の通り水が出ているだけなので、急ぎません。そのまま様子を見て2歳くらいに手術を考慮することが多いです。鼠径ヘルニアは生後数ヶ月までに治らない場合は、自然治癒の可能性が低いことと、この飛び出した腸管が鼠径部で圧迫されることでひどく傷んでしまうことがあるので、少し慎重に見ていく必要があります。
匿名協力医師
病気や薬の豆知識
2016.05.09
2016.05.09