そくかんせつだっきゅうこっせつ
足関節脱臼骨折
足関節に強い外力が働き、足関節周囲の脱臼および骨折が両方同時に生じた状態
4人の医師がチェック 81回の改訂 最終更新: 2017.06.15

足関節脱臼骨折の基礎知識

足関節脱臼骨折について

  • 足関節(足首の関節)に強い外力が働き、足関節周囲の脱臼および骨折が両方同時に生じた状態
    • 足関節は脛骨、腓骨、距骨の3つの骨で構成される
    • いろいろな骨折や靱帯損傷が組み合わさって生じる
  • 足関節脱臼骨折は、以下のことが原因で起こる
    • ジャンプや高い所からの転落、転倒
    • 交通事故
    • 足首を強くひねる(内側や外側に強く曲げる)
  • 治療後に変形性足関節症へ移行する場合がある

足関節脱臼骨折の症状

  • 足首の痛み
  • 足首の腫れ
  • 皮下出血
  • 足首の変形
  • 足を着いて歩けない

足関節脱臼骨折の検査・診断

  • レントゲン:脱臼の有無や骨のずれの程度を調べる
  • CT:レントゲンではわからない、脱臼による骨折の有無や骨のずれの程度を調べる

足関節脱臼骨折の治療法

  • 保存的治療:外固定(ギプス固定など)
    • 折れた骨のずれが少ない場合や整復が良好な場合に行う
  • 手術
    • 不安定性が強い例やずれた骨を整復で戻すことができない場合に行う

足関節脱臼骨折の経過と病院探しのポイント

足関節脱臼骨折が心配な方

足関節脱臼骨折は、下腿の骨(膝と足首の間の二本の骨)やその下にある足の骨が骨折して、かつ脱臼している状態です。交通事故などで大きな衝撃が加わった際に生じやすい外傷です。このような事故の後から足の関節が痛くて腫れている場合には、足関節脱臼骨折の可能性があります。それ以外に似た症状を来たす疾患としては脱臼を伴わない骨折や靭帯損傷などがあり、骨折しているかどうかを症状だけから判断するのは必ずしも容易ではありません。

ご自身の症状が足関節の脱臼や骨折でないかと心配になった時、まずは整形外科のクリニックや、お近くの救急外来を受診されることをお勧めします。痛みで全く立ち上がれないという時には救急車での受診が適切でしょう。歩いての受診が可能で、結果的に脱臼や骨折ではなく筋肉の問題であればクリニックで対応が可能です。実際に医療機関を受診した際には、足関節の脱臼および骨折の診断は診察とレントゲン、CTで行います。もし診断が足関節脱臼骨折で手術が必要な場合には、レントゲンやその他行われた診察、検査の結果をまとめた診療情報提供書(紹介状)とともに、手術可能な病院を紹介してくれます。

受診先として、総合病院の救急外来は相対的に待ち時間が少ないというメリットもある一方で、専門の整形外科医ではなく広く浅く診察をする救急医が初期対応に当たることになります(日中は救急外来が開いていないこともあります)。総合病院の整形外科外来は、飛び込みで受診するには患者数が多く(待ち時間が長く)、また診療情報提供書を持っていないと受診ができなかったり、追加料金が必要となったりします。

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足関節脱臼骨折でお困りの方

足関節脱臼骨折の場合、治療は骨折の起きている部位によって異なりますが、原則的に手術です。足関節脱臼骨折では、診断がつき次第その場で治療が開始されますので、どこでどのような治療を受けるかを迷う余地は少ないかもしれません。

手術後は、あまり安静にし過ぎているとかえって関節が固まって動かしづらくなってしまうため、痛みに耐えられる範囲で早期からリハビリテーションを開始していきます。

ご高齢の方で入院中に筋力が低下してしまったり、以前のように歩くことが難しくなってしまった場合には長期間のリハビリテーションが必要となります。一人で日常生活を行うことができないような場合には、急性期病院から回復期病院(リハビリ病院、療養型病院)に転院して、リハビリを行います。

急性期病院にも一般的にリハビリの施設はついていますが、回復期病院の方がリハビリに専念しやすい環境が整っています。一緒にリハビリを行うことになるのは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったスタッフですが、患者さん一人あたりのスタッフ数や、リハビリ設備(リハビリ室や器具)の充実度といったところが病院を探す上で参考になります。リハビリの回数が1日1回なのか、それとも午前と午後で2回あるのか、1日に受けられるリハビリの総時間、土日はどうかといった点も、回復期の病院を探す上でのポイントとなります。

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