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スポロトリコーシス
スポロトリックス・シェンキーという菌が皮膚に感染することにより起こる感染症
3人の医師がチェック 105回の改訂 最終更新: 2017.12.06

スポロトリコーシスの基礎知識

POINT スポロトリコーシスとは

スポロトリコーシス・シェンキーという真菌(カビ)が皮膚に感染することによって起こる感染症です。日本では南の地域で起こることが多いです。よくある症状の経過は、赤い皮疹が見られてから盛り上がっていきます。その後、潰瘍(深くただれる)になったりのう胞になったりすることがあります。 病変部位の一部を顕微鏡で見たり培養を行ったりして診断します。また、スポロトリコーシスに対する抗原抗体反応をみる皮膚反応検査もあります。治療には抗真菌薬を用いることができます。スポロトリコーシスが心配な人や治療したい人は、皮膚科や感染症内科を受診して下さい。

スポロトリコーシスについて

  • スポロトリックス・シェンキーという真菌(かび)が皮膚に感染することにより起こる感染症
    • 感染すると皮膚に慢性のしこりや、潰瘍を生じる
  • 自然環境で、傷に菌が侵入することで発症する
    • スポロトリックス・シェンキーは自然(屋外)環境中に存在する
    • 日本では南の地方に多く見られる
    • 農作業に従事する人に多い

スポロトリコーシスの症状

  • 手や上肢に皮疹が見られる
    • 小児の場合は、顔、目の周りに多く見られる
  • 2週間~数か月して赤い丘疹が起こり、それが拡大して結節ができる
  • 進行すると大きくなって、深いただれやのう胞ができる

スポロトリコーシスの検査・診断

  • 真菌検査:直接鏡検と培養検査がある
  • 皮膚反応検査:菌の培養液で作った抗原液を皮内反応させて48時間後に判定する
    • 検査の精度が高く、診断に有効である

スポロトリコーシスの治療法

  • 薬物療法
    • 真菌薬:イトラコナゾール
    • ヨウ化カリウム:スポロトリックス・シェンキーに対して殺菌作用がある
  • 局所温熱治療法:菌が39℃以上では発育しないことを利用した療法
    • 使い捨てカイロを1日2~3時間局部に当てて加熱を行う
    • 薬剤が使えないときや治療の効果が乏しいときの補助療法として有効


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