へんけいせいけいついしょう

変形性頚椎症

頚椎が加齢に伴い変形し、肩から指先にかけての神経症状を引き起こした状態

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5人の医師がチェック 108回の改訂 最終更新: 2017.06.15

変形性頚椎症の基礎知識

変形性頚椎症について

  • 頚椎が加齢に伴って変形し、肩から指先にかけて神経症状を引き起こした状態
    • 頚椎と頚椎の間にある「椎間板脊柱(背骨)の椎骨と椎骨の間にあり、衝撃を緩和するクッションの役割をもった構造物」と呼ばれるクッション性の組織が加齢に伴って磨り減る
    • 椎間板が薄くなることによって骨がズレ、背骨背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれるの中を通る脊髄脳から脊椎の中へ向かって通っている太い神経。脳と体の各部位を行き来する指令を伝える役割をもつ神経を圧迫し、様々な症状を引き起こす
  • 7個ある頚椎のうち、上から4個の場所によりも頭側で障害が現れると、呼吸を行う筋肉を動かすことができなくなり、死に至る場合もある

変形性頚椎症の症状

  • 肩こり
  • 首の痛み
  • 腕が動かしにくい
  • 手足の運動麻痺神経の障害により、手足などに十分な力が入らない、感覚が鈍くなるなど、身体機能の一部が損なわれること:指が細かく動かすことができない、字がうまく書けない、足に力が入らない
  • 手足の感覚障害(しびれ)が出る:首から手先にかけて連続してしびれが出ることもある

変形性頚椎症の検査・診断

  • 画像検査:骨の状態を調べる
    • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査検査:骨の変形度合いや骨折の有無を調べる
    • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査:レントゲン検査ではわからない、骨の変形度合いや骨折の有無を調べる
    • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査:骨の変形や骨折による周りの組織の損傷がないか調べる
  • 針筋電図筋肉に針を刺し、筋肉が発する電気を感知することで、筋肉や神経の異常を調べる検査検査:筋肉が発する電気を測定し、筋肉の状態を調べる
    • 他の病気との区別が必要な場合などに行われることがある

変形性頚椎症の治療法

  • 保存療法手術のような体に負担の強い治療を行わずに治るのを待つ、もしくは経過を観察する方法。薬による治療やリハビリなど、体を直接傷つけないような治療を含む
    • カラーと呼ばれる首の装具を付けて安静にする
  • リハビリテーション
    • 弱くなった筋肉の強化、手足の働きの改善を行う
    • 自分で無理に動かすと悪くする恐れがあるため、必ず専門家の指導を受ける
  • 手術
    • 前方除圧固定術:背骨背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれるの前(おなか側)から脊髄脳から脊椎の中へ向かって通っている太い神経。脳と体の各部位を行き来する指令を伝える役割をもつ神経を圧迫している物を取り除き、骨(人工物の時もある)を移植し、固定する
    • 脊柱管リング状の骨である、背骨が縦につながってできたトンネルの部分拡大術:背骨の後ろ(背中側)から脊髄が通る空間を広げて圧迫しないようにする

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