とうぶはくせん(しらくも)
頭部白癬(しらくも)
白癬菌という真菌(かび)の一種が、頭皮の毛穴や毛髪に感染する病気
4人の医師がチェック 94回の改訂 最終更新: 2017.12.06

頭部白癬(しらくも)の基礎知識

頭部白癬(しらくも)について

  • 白癬菌という真菌(かび)の一種が、頭皮の毛穴や毛髪に感染する病気
  • 人、ペット(犬、猫など)から感染する
  • 高温、多湿の環境で発症、悪化しやすい
  • 以下の2タイプがある
    • 頭部浅在性白癬
      ・いわゆる頭部白癬
    • ケルスス禿瘡
      ・強い化炎症(頭皮が赤く腫れる)
  • 小児に多い

頭部白癬(しらくも)の症状

  • 主な症状
    • 髪が抜けやすく、脱毛斑ができる
    • フケが出る
    • かゆみがある
  • 悪化した場合の症状
    • 頭皮が化する(ケルスス禿瘡)
    • 脱毛範囲が広がる
    • まれに発熱やだるさなど頭部以外の症状を伴うこともある

頭部白癬(しらくも)の検査・診断

  • 細菌検査:顕微鏡で検査して白癬菌の有無を調べる

頭部白癬(しらくも)の治療法

  • 主な治療
    • 真菌薬の内服薬外用薬(塗り薬)の中でも内服薬を用いることになることが多い
    • 治療期間は通常、2-3か月ほど
    • 医師から指示された期間、治療を継続する
    • 自覚症状が消失しても菌が存在する場合、再発することがある
  • 予防、再発予防方法
    • 入浴し、シャンプーで洗う
    • 患部を清潔にし、乾燥させることが大切
    • タオルの使い回しをしない

頭部白癬(しらくも)の経過と病院探しのポイント

頭部白癬(しらくも)が心配な方

頭部白癬しらくも)では、髪が抜けやすくなったり、ふけやかゆみが出たりといった症状が出ます。ただし同様の症状が出る病気は他にもありますので、見た目だけでは頭部白癬かどうかの診断は確定できません。白癬かどうかを確定するには、はがれた皮膚を採取して顕微鏡で観察します。

ご自身の症状が頭部白癬でないかと心配になった時には、お近くの皮膚科で相談してみることをお勧めします。白癬は皮膚科の中でも最もメジャーな病気の一つです。悩む前に診察を受けて、診断をはっきりさせた方が治療に取り組みやすくなります。

なお、薬局でも市販薬として白癬の治療薬を販売しているところがあります。もしこれらの薬を既に自己判断で使用している場合、皮膚科を受診する前には1週間ほど薬を休んでから受診することをお勧めします。薬を使用中だと白癬菌の数が減っていて、検査をしても見つからず診断がつかないことがあるためです。自己診断が合っていて、かつ薬を正しく使っていればそれで治ってしまうこともありますが、診察を受けることをお考えであればこのような段取りを踏んでからの受診が良いでしょう。

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頭部白癬(しらくも)でお困りの方

頭部白癬の治療には、塗り薬と内服薬があります。この病気については、診断がつき次第その場で治療が開始されますし、治療の方法にもバリエーションが少ないため、どのような治療を受けるか迷う余地は少ない病気かもしれません。しかし、診断が間違っていて別の種類の薬を使用し続けていると症状が治らない(もしくは悪化する)ことがあるため注意が必要です。

治療が長引くことがありますので、頭部の皮膚が入れ替わるまで根気強く治療を続けることが必要です。症状が外見上治まるタイミングと、本当に菌がいなくなるタイミングにはズレがあります。見た目上治ったからと言ってそこで治療を中断してしまうとまた再発して治療が仕切り直しになってしまうため、場合によっては数か月間、通院しながら治療を行うことが必要となります。

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