こまくそんしょう
鼓膜損傷
鼓膜が傷ついた状態。耳に異物が入って起こることもあれば、気圧や水圧の変化で鼓膜に圧力がかかり損傷することもある
6人の医師がチェック 65回の改訂 最終更新: 2017.12.06

鼓膜損傷の基礎知識

POINT 鼓膜損傷とは

何らかの原因で鼓膜に穴があいた状態です。原因で最も多いのは、耳かきの際に綿棒などで傷つけることです。耳にボールや平手打ちが当たることや、強い鼻かみ、急な潜水なども原因になります。症状は難聴や出血、痛みですが、鼓膜の奥にある中耳の骨を傷つけた場合は、めまいや耳鳴りがでます。診断は鼓膜の診察で行い、めまいや耳鳴りがある場合は、聴力検査を追加します。鼓膜の穴は自然に塞がることが多いため、清潔に保って経過をみます。1ヶ月程度で塞がらない場合は、鼓膜に紙をはって回復を促したり、手術で鼓膜を作ります。傷つけた後に、めまいや耳鳴りがある場合は、早めに耳鼻咽喉科に受診しましょう。

鼓膜損傷について

  • 鼓膜が傷ついた状態
  • 鼓膜が傷つく原因
    • 異物により、直接的に鼓膜が傷つけられる
      ・耳かきの際に、綿棒などで傷つける(最多)
    • 気圧、水圧の変化や衝撃により、間接的に鼓膜が傷つけられる
      ・ボールが耳にぶつかる
      ・耳を殴られたり、ビンタされたりする
      ・急激な気圧の変化(鼻を勢い良くかむ)
      ・急な潜水
       など
  • 鼓膜の奥にある中耳の耳小骨を傷つけた場合は、めまいや耳鳴りなどの症状も出てくる

鼓膜損傷の症状

  • 難聴
  • 出血
  • 耳鳴り
  • 耳の奥の痛み
  • 耳の中の器官(内耳)までダメージを受けると、めまいを伴う

鼓膜損傷の検査・診断

  • 身体診察:難聴やめまいの様子を調べる
  • 耳鏡検査:耳鏡と呼ばれる特殊な器具を使って、耳の中を見て調べる

鼓膜損傷の治療法

  • 清潔に保つのみで、特に処置は必要としない
    • まれに鼓膜が折れて重なっていることがあり、その場合は重なりを戻す必要がある
  • 1か月程度で自然に回復しない場合、硝酸銀で損傷した部位を処置し、和紙を張る事で回復を促す
  • 予防方法として
    • 耳かきをする際に、人やペットがぶつからないように配慮する
    • 鼻は、片方ずゆっくりとつかむ
    • 強い衝撃が耳に加わらないように注意する


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