やくしん
薬疹
薬剤が原因で起こる皮膚の様々な症状の総称。全身に赤いボツボツが出る。
11人の医師がチェック 118回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 薬疹についての医師コメント

70代男性、脳梗塞の既往がある。2分間の間代強直性けいれんのため救急搬送された。陳旧性脳梗塞が原因の症候性てんかんで、部分発作の全般化がみられたものと考えて、内服可能となってからはテグレトールで治療を開始した。
投与開始翌週より皮疹が出現した。薬疹の可能性を考え、テグレトールの投与を中止した。その代りの薬剤として、イーケプラの単剤投与が可能となったためにイーケプラを開始した。その後、発作の再燃はなく経過している。
まずは昔ながらの抗てんかん薬で治療を開始しますが、やはり薬疹に悩まされます。重症化すれば死に至ることもあるので、疑わしければ早めに撤退することを心がけています。最近は新規抗てんかん薬がいくつかでてきているので、選択肢の幅が広がっていますが、それらの中にも薬疹をおこしやすいものがありなかなか難しいです。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.10

薬疹は大きくはアレルギー機序によるものとよらないものに分類され、原因薬剤は多岐にわたります。人によって出る出ないも異なり、診断はなかなか難しいです。ですが重症化すると死亡する症例もあることから、早期に診断することも重要です。
神経内科としては、抗てんかん薬と薬疹は切っても切り離せいないものです。昔ながらの抗てんかん薬の多くは薬疹をおこしやすくて有名です。
新規抗てんかん薬は比較的副作用が少なく、使いやすい薬ですが、ラモトリギン(ラミクタール(R))は重篤な皮膚障害をきたしうることが最近報告され、ブルーレターも発行されました。
とにかく早期発見、早期治療が重要です。薬疹は投与してすぐではなく内服を始めて1~2週間程で発症することが多いことも特徴ですので覚えておいていただければと思います。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.10