こうとうにゅうとうしゅ
喉頭乳頭腫
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じる、声帯の良性の腫瘍。声帯に生じるために発生の障害が起きる。
7人の医師がチェック 79回の改訂 最終更新: 2017.12.06

喉頭乳頭腫の基礎知識

POINT 喉頭乳頭腫とは

のどから気管につながる部分に、ヒト乳頭腫ウィルス(ヒトパピローマウィルス)が感染してできる良性の腫瘍です。小さい子供にできる場合と、大人にできる場合があります。こどもの場合は出産時の感染が原因となります。症状は声がかれたり、出しづらいなどの症状ですが、生後1年未満の場合は呼吸ができなくなります。鼻や口から細いカメラをいれて、喉頭を観察して診断をします。治療は手術で切除を行いますすが、再発を繰り返すことがあります。大人の場合は、再発を繰り返すうちにがん化することがあります。声がれなどの症状が長引く場合は、一度耳鼻咽喉科に受診してもいいかもしれません。

喉頭乳頭腫について

  • 喉頭(のどの奥から気管につながる部分)ヒトパピローマウイルスHPV)の感染によって生じる良性腫瘍
    • 小さい子どもに発症した場は合、出生時の母親からの産道感染(出産までに通り抜ける際に感染する)が疑わしい
    • ウイルスは声帯で増殖するため、発声の障害が起きる
  • 1-4歳の小児に多い
  • 多発した場合は、乳頭腫を取りきるのが非常に難しくなり再発もしやすくなる

喉頭乳頭腫の症状

  • 声が出しづらいなどの症状が主
    • 生後1年未満の発症だと重度の呼吸困難を生じることがある
  • 初期症状
    • 声がかれる(嗄声)
    • 泣き声が弱くなる
  • 進行すると気管や肺に感染が広がり、気道(空気の通り道)が狭くなり呼吸困難が生じる
  • まれにがんになることがあるため注意が必要

喉頭乳頭腫の検査・診断

  • 声帯に腫瘍ができていないか調べる
    • 喉頭鏡検査
    • 喉頭ストロボスコピー検査
  • 声帯がん喉頭がん)などと鑑別するために組織診(腫瘍を切りとって、良性か悪性か調べる)を行う

喉頭乳頭腫の治療法

  • 通常は手術が行われる
    • 手術
      ・レーザー手術
    • 補助療法(抗腫瘍効果、抗ウイルス効果、免疫力を高めるために)として以下を用いることがある
      ・漢方薬
      ・I3C(キャベツなどに含まれる成分)
  • 長期的な経過
    • 思春期になると乳頭腫は消失することがある

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