まんせいじんぞうびょう
慢性腎臓病
何らかの原因により腎臓の濾過機能が低下、または尿にタンパク質が出る状態が3か月以上持続した状態
11人の医師がチェック 161回の改訂 最終更新: 2018.11.02

Beta 慢性腎臓病についての医師コメント

腎臓は加齢に伴い多かれ少なかれ機能は落ちて行きます。しかしながら糖尿病、慢性腎炎、高血圧をはじめとする疾患があると、腎機能が悪くなるスピードが早くなり、それに伴って全身の様々な変化が起きることが問題となります。症状が出るのは腎臓の機能を100点満点と考えたとき、10点を下回ってこないと症状が出ない、という点では「気づきにくい」ことが言えるでしょう。健康診断等で「腎機能が悪い」ことを指摘された場合は、まずそれを認識し、「腎臓が悪くなるスピードを抑える」ことが必須となります。原因によって対処法が異なるものもありますが(例:膠原病に伴う腎炎の場合は膠原病の治療)、血圧に注意するといったことはどの原因の慢性腎不全でも当てはまることです。定期受診を行い、「悪くなるスピードはどうか」「今どれくらい悪いのか」を認識し、それぞれの段階で必要な対処を考えることが必要です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.04

「腎臓が悪い」と一口に言っても、どれくらい悪いのか?が治療にあたっては問題です。治療は「腎臓の悪くなるスピードを抑えること」と「腎臓が悪いことで起きてくる問題に対処すること」であり、自分の腎臓だけで体の状態を維持できなくなった場合には腎臓の肩代わりとして「腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)」を検討することが必要です。

腎臓の悪くなるスピードをゆっくりにすることは、早い段階から行うことに意味があります。具体的には高血圧の治療、糖尿病の治療といったことが該当します。
腎臓が悪くなることで起きる問題は、貧血、カリウムが溜まること、カルシウム・リンといったミネラルのバランスが崩れることが代表的です。それぞれ慢性腎不全の段階でどれくらい問題になるか?がかわってきますので、主治医と相談し、「今どこの段階にあって、何が問題か」を相談しましょう。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.03.04