ずいまくえん
髄膜炎
脳と脊髄を包んでいる髄膜が、炎症を起こしている状態。場合によっては神経の重い後遺症が残ったり死に至ったりすることもある
17人の医師がチェック 200回の改訂 最終更新: 2022.02.05

Beta 髄膜炎についての医師コメント

乳児においてはインフルエンザ杆菌と肺炎球菌の髄膜炎がワクチンの導入後より、明らかに減少しました。これらの疾患は、死亡率も高く、また改善した場合でも後に発達障害を残す事があったり、非常に重篤な疾患です。これらのワクチンを接種する事でしっかりと予防する事ができます。生後2か月より接種し、しっかりと予防しましょう。


匿名協力医師
病気や薬の豆知識
2015.11.12

化膿性髄膜炎は二次的に脳障害を起こしたり、死に至ることのある恐ろしい病気です。かつては肺炎球菌、インフルエンザ桿菌で起こすことが多かったですが、これらのワクチンの普及により減少しつつあります。ワクチンの乳児期からの接種が大変重要と考えられております。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.27

「〜〜炎」、という単語を聞くと皆さん、「あ、何かの炎症でばい菌とかが原因のやつね。鼻炎とか口内炎とか上気道炎とか。大したことないでしょう。」と思うことが多いかと思いますが、この「髄膜炎」は、全く侮れない病気です。初期対応の遅れがときに致命的になります。お熱が高くて、意識が変、頭痛がある、吐き気があるなどの症状があれば迷わず救急車で連れてきてください。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.09

60歳女性、帯状疱疹が最近できてひどいとのことで近所の皮膚科にて帯状疱疹に効く薬を処方された。経過観察していたが、その2日後に40度の発熱があり、意味不明の言動がある、といったことで救急車で運ばれてきました。帯状疱疹が脳に波及することで、髄膜炎(+脳炎)にかかっていました。抗ウイルス薬を迅速に投与することで、熱は2日後に下がり、意識もよくなりました。髄膜炎では、ウイルスや細菌をしっかり叩ききるのが重要なので、3週間後に退院しています。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.02.09