処方薬
セフタジジム静注用1g「CHM」

セフタジジム静注用1g「CHM」の基本情報

セフタジジム静注用1g「CHM」の概要

商品名 セフタジジム静注用1g「CHM」
一般名 セフタジジム水和物静注用
薬価・規格 304.0円 (1g1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 静注用
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製造会社 ケミックス
YJコード 6132418F2170
レセプト電算コード 621703201
添付文書PDFファイル

セフタジジム静注用1g「CHM」の主な効果と作用

  • セフェム系の抗生物質です。細菌の細胞壁の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。

セフタジジム静注用1g「CHM」の用途

セフタジジム静注用1g「CHM」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、過敏症、発疹、顆粒球減少、Al-P上昇、LDH上昇、BUN上昇、リンパ球増多

起こる可能性のある重大な副作用

痙攣、呼吸困難、急性腎障害、重篤な腎障害、溶血性貧血、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、間質性肺炎、PIE症候群、発熱、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇、急性肝炎、脳症、昏睡、意識障害、振戦、ミオクローヌス、精神・神経症状、ショック、アナフィラキシー、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、気管支痙攣、顔面潮紅、血管性浮腫、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少

上記以外の副作用

食欲不振、口内炎、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、神経炎、しびれ、貧血、蕁麻疹、紅斑、そう痒、血小板増多、ビリルビン上昇、クレアチニン上昇、悪心、嘔吐、菌交代症、カンジダ症、めまい、頭痛、味覚障害、口渇感

セフタジジム静注用1g「CHM」の用法・用量

  • 通常、成人には1日1~2g(力価)を2回に分割し静脈内に注射する
    • なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する
  • 通常、小児には1日40~100mg(力価)/kgを2~4回に分割し静脈内に注射する
    • なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を150mg(力価)/kgまで増量し、2~4回に分割投与する
  • 通常、未熟児・新生児の生後0から3日齢には1回20mg(力価)/kgを1日2~3回、また、生後4日齢以降には1回20mg(力価)/kgを1日3~4回静脈内に注射する
    • なお、難治性又は重症感染症には、症状に応じて1日量を150mg(力価)/kgまで増量し、2~4回に分割投与する
  • 静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する
    • なお、本剤は糖液、電解質液またはアミノ酸製剤などの補液に加えて30分~2時間かけて点滴静注することもできる
  • (用法及び用量に関連する注意)腎機能障害患者では、血中濃度半減期の延長及び尿中排泄率の低下が認められ、血中濃度が増大するので、腎機能障害の程度に応じて投与量、投与間隔の調節が必要である〔8.3、9.2.1、11.1.2、11.1.8参照〕、次に投与法の一例を示す(外国人データ):1)クレアチニンクリアランス50~31mL/min、血清クレアチニン1.7~2.3mg/dL;1回投与量1.0g(力価)、投与間隔12時間、2)クレアチニンクリアランス30~16mL/min、血清クレアチニン2.3~4.0mg/dL;1回投与量1.0g(力価)、投与間隔24時間、3)クレアチニンクリアランス15~6mL/min、血清クレアチニン4.0~5.6mg/dL;1回投与量0.5g(力価)、投与間隔24時間、4)クレアチニンクリアランス<5mL/min、血清クレアチニン>5.6mg/dL;1回投与量0.5g(力価)、投与間隔48時間
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

セフタジジム静注用1g「CHM」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

セフタジジム静注用1g「CHM」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
利尿剤 腎障害が増強
フロセミド 腎障害が増強
経口避妊薬 当該薬剤の効果が減弱

セフタジジム静注用1g「CHM」と主成分が同じ薬

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セフタジジム静注用1g「CHM」に関係する解説

セフェム系抗菌薬

  • セフタジジム静注用1g「CHM」は、セフェム系抗菌薬に分類される。
  • セフェム系抗菌薬とは、細菌の細胞壁合成を阻害し細菌を殺すことで抗菌作用をあらわす薬。

セフェム系抗菌薬の代表的な商品名

  • ケフラール
  • パンスポリン
  • セフゾン
  • フロモックス
  • メイアクト
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