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脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィー
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

検査部位

対象疾患

パーキンソン病レビー小体型認知症 など

概要

脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィーパーキンソン病レビー小体型認知症の診断に有用な検査です。
パーキンソン病レビー小体型認知症ではドーパミントランスポーターの量が減っていることが知られています。脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィーはドーパミントランスポーターの量を調べることで、パーキンソン病レビー小体型認知症の診断に役立てられています。
脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィーは放射線を出す物質(放射性同位体)を使用するので被ばくします。
導入している病院は限られており、どこでも受けられる検査ではありません。

メリット

パーキンソン病レビー小体型認知症の診断に有用である

デメリット

被ばくする

詳細

シンチグラフィーとは、画像診断法の一つです。まず、放射線を出す検査用の薬剤(放射性同位体)を体内に注射します。その後、放射線を検出することで、薬剤の分布を画像上に表すことができます。
ドーパミンは脳の中にある物質の一つです。脳の病気であるパーキンソン病レビー小体型認知症はドーパミンの減少と深く関わっています。また通常、脳の中で過剰になったドーパミンはドーパミントランスポーターによってその量が調整されます。しかし、パーキンソン病レビー小体型認知症ではドーパミンの減少に伴いドーパミンを取り込む必要が減るのでドーパミントランスポーターの量が少なくなっています。そのため、ドーパミントランスポーターの量を調べることでパーキンソン病レビー小体型認知症を見つけることができます。
脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィーで用いられる検査用の薬剤は、ドーパミントランスポーターと結合しやすいという性質があります。しかし、パーキンソン病レビー小体型認知症では、ドーパミントランスポーターの量が減っているので、画像を見ると脳に薬剤の分布が見られにくくなります。このように脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィーでは薬剤の分布を通して、パーキンソン病レビー小体型認知症の診断に役立てることができます。

検査の流れ

  1. 検査は核医学検査室にて行う
  2. 検査台に仰向けになる。検査中、身体は動かさないようにする
  3. 放射線を出す物質(放射性同位体)で目印をつけた薬剤を静脈注射する。薬剤は血流に乗って肝臓へ運ばれる
  4. 薬剤の注射後、3-6時間経ってから撮影を開始する
  5. 検査時間は30分ほどで、すぐに帰宅可能

検査を受ける際の注意点

  • 用いる薬剤には微量のアルコールが含まれているので、アルコールに過敏な場合は医師に相談してください。
  • ほかに何か薬剤を服用している場合は医師に伝えてください。ドーパミントランスポーターに結合しやすい薬剤を服用している場合、検査結果に影響が出てしまうからです。
  • 検査前の食事制限はありません。
  • 静脈注射の針を刺すときに少し痛みを感じるかもしれませんが、そのほかに強い痛みを感じることはありません。
  • 検査中、身体は動かさないようにしてください。
  • 体内に入った放射性物質は微量であり、時間とともに排出されるため心配は必要ありません。
  • 妊娠中の場合は原則として行いません。妊娠中、妊娠の可能性がある方は、医師に相談してください。
  • 授乳中の場合は乳児への放射性同位体の移行を防ぐため、しばらく授乳をやめてもらうことがあります。
  • 検査後数時間は妊婦や乳児に接触しないようにしてください。

脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィーのタグ

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