2016.01.16 | ニュース

睡眠の質と体脂肪量の関係

大学生132人で調査
from Obesity (Silver Spring, Md.)
睡眠の質と体脂肪量の関係の写真
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睡眠の質と肥満の関係について、客観的な測定ができるとしたら、どのような結果になるでしょうか。様々な議論が分かれるこの問題について、健康な大学生に協力を得て行った調査があります。

◆健康な学生132人を調査

健康な学生132人を対象に、体の活動などを測る装置を使って睡眠の効率性を測定しました。また、体型以外にも睡眠の質に関連がある可能性がある因子として、「身体活動、食生活、自律神経機能(心拍数の変動)」について調べました。

 

◆脂肪量が睡眠の質を下げる

次の結果が得られました。

睡眠の効率性の低さが、体脂肪量と関連性を示した。

睡眠の効率性の悪さは、女子学生では身体活動の低さ(r = 0.29、P < 0.05)および心拍数の変動の不調(r = 0.60、P < 0.05)と関連性を示しており、男子学生では脂肪摂取量の多さと関連性を示した(r = -0.39、P < 0.05)。

体脂肪量が多い学生は、睡眠の効率性が低いことが見られました。

 

良い睡眠と日中の生活は深く関連しています。良い睡眠は日中の活動に影響を与え、日中の活動や生活習慣が良い睡眠を作るとも言えます。ここでは、脂肪量との関連性が見られたことから、脂肪量を適切に保つことが、良い睡眠のための目安となるかもしれません。

執筆者

後藤由佳利

参考文献

Relationship between actigraphy-assessed sleep quality and fat mass in college students.

Obesity (Silver Spring). 2015 Dec 25

 

[PMID: 26704169]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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