2015.10.08 | ニュース
カフェインとアルブテロールで脂肪の少ない体に?
アメリカでラットの実験
from Obesity (Silver Spring, Md.)
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カフェイン、アルブテロールはいずれも神経の働きを刺激して、体の活動に影響します。カフェインとアルブテロールによって、肥満を抑えるための効果を調べる研究が行われました。
◆ラットの脂肪量を計測
研究班は、ラットにカフェインとアルブテロールを与えることで、体の脂肪量、また脂肪を除いた筋肉や内臓の量(除脂肪体重)に変化があるかを調べました。
◆カフェイン+アルブテロールで脂肪増加量が減少
次の結果が得られました。
カフェインとアルブテロール併用によって、アルブテロール単独よりも大きく、脂肪増加量の減少と同時に除脂肪体重の増加が見られた。
ラットにアルブテロールだけを与えるよりも、カフェインとアルブテロールを与えたときのほうが、脂肪の増加量が少なくなり、除脂肪体重が増加しました。
肥満を防ぐ方法について、食事療法や運動療法を含めて多くの研究がありますが、確実に効果が期待できる方法はごく限られています。肥満による病気を予防するために薬を使うという観点からも、将来何かの発見があるかもしれません。
執筆者
参考文献
The effect of caffeine and albuterol on body composition and metabolic rate.
Obesity (Silver Spring). 2015 Sep
[PMID: 26239482]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。