2015.10.07 | ニュース

ココアのフラボノイドが2型糖尿病患者の善玉コレステロールを増加させた

ココアフラボノイドが及ぼす影響を2型糖尿病の肥満成人を対象に検証
from The Journal of nutrition
ココアのフラボノイドが2型糖尿病患者の善玉コレステロールを増加させたの写真
(C) monticellllo - Fotolia.com

ココアに含まれるフラボノイドは健康に好影響を与えると言われています。今回肥満で2型糖尿病の成人を対象に高脂肪でファーストフードスタイルの朝食を食べた後、ココア飲料を摂取することで代謝ストレスが軽減するかを検証しました。

◆2型糖尿病の肥満成人を対象に検証

この研究は2型糖尿病肥満がある成人18人を対象に行われました。 全員ファーストフードスタイルで高脂肪の朝食を食べました。対象はランダムに2つの群に分けられ、朝食の時に一方はココア飲料 (総ポリフェノール960mg; フラバノール480mg) を、もう一方はフラバノール0のプラセボ(総ポリフェノール110mg; <0.1mg フラバノール) を摂取しました。

 

◆善玉コレステロール増加効果が見られた

食後6時間の測定の中で、特に1時間後と4時間後のHDLコレステロールはココア飲料を摂取したグループで高くなっていました(HDLコレステロールは、いわゆる「善玉コレステロール」)。しかし、血糖値や中性脂肪などにはプラセボとの違いが見られませんでした。

 

2型糖尿病患者の食事療法を継続させることは難しいところですが、ココアの成分が善玉コレステロールを増加させるという報告は、2型糖尿病の治療研究に役立つかもしれません。

執筆者

永沢佳和

参考文献

Acute Cocoa Supplementation Increases Postprandial HDL Cholesterol and Insulin in Obese Adults with Type 2 Diabetes after Consumption of a High-Fat Breakfast.

J Nutr. 2015 Oct

[PMID: 26338890]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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