◆インフルエンザ患者とその家族を経過観察
インフルエンザの診断を受けた患者を調査対象としました。調査対象となった患者の家庭への訪問を行うことで、家族にインフルエンザの感染が広がっているかどうかを調査しました。
14人のインフルエンザ感染者とその家族が調査対象となり、症状が現れるまでの時間をもとに潜伏期間の推定を行いました。
◆インフルエンザの潜伏期間は3.6日だった
調査の結果、以下のことが示されました。
[...]我々は14組の感染元/感染先の症状の発症期間を使用し、1.6日の標準偏差で平均3.6日の潜伏期間を推定した(95%信頼区間=2.9-4.3)。
つまり、今回の調査からはインフルエンザの潜伏期間は平均3.6日であることが推定されました。
実際に潜伏期間を測定することは難しく、今回の研究だけでは正確に潜伏期間の推定が出来ていたとは言い切れませんが、ある程度の目安になるかもしれません。
もしも家族がインフルエンザに感染してしまった時は、潜伏期間があることに注意して予防をしっかり行うことが大事です。
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参考文献
※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。