2015.08.01 | ニュース

寒さにさらされた体は、糖尿病に良い変化を起こす?筋肉の細胞に見られた反応

オランダなど、8人の反応を観察
from Nature medicine
寒さにさらされた体は、糖尿病に良い変化を起こす?筋肉の細胞に見られた反応の写真
(C) Milles Studio - Fotolia.com

寒さの刺激を受けると、体は熱を生み出すように変化を起こします。オランダなどの研究班が、2型糖尿病の患者に寒さ刺激を与えたところ、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きがよくなる反応が見られました。

◆14℃から15℃を10日間

研究班は、2型糖尿病がある人8人を対象として、10日間にわたって、14℃から15℃の寒冷刺激を与え、筋肉や脂肪の組織で物質の働きに変化があるかを観察しました。

 

◆インスリン感受性が43%改善

対象者では、体がインスリンに反応して血糖値を下げる働きを示す、インスリン感受性の検査値が最大43%増加していました。このとき、筋肉の細胞が血液からより多く糖を取り込める状態になる変化が見られました。

 

2型糖尿病に関わる細胞や分子の働きについて、多くの研究がなされています。寒さに対する反応を解明することで、2型糖尿病のしくみを理解するための新しい発見が加わるかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Short-term cold acclimation improves insulin sensitivity in patients with type 2 diabetes mellitus.

Nat Med. 2015 Jul 6 [Epub ahead of print]

 

[PMID: 26147760]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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