処方薬
アロンアルフアA「三共」
アロンアルフアA「三共」の基本情報
アロンアルフアA「三共」の概要
商品名 | アロンアルフアA「三共」 |
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一般名 | シアノアクリレート液 |
薬価・規格 | 154.5円 (0.5g1管) |
薬の形状 |
外用薬 > 皮膚塗布剤 > 液
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製造会社 | 東亞合成 |
YJコード | 7990700Q1022 |
レセプト電算コード | 662710001 |
アロンアルフアA「三共」の主な効果と作用
- 体の組織(皮膚や血管など)を接着するお薬です。
アロンアルフアA「三共」の用途
アロンアルフアA「三共」の用法・用量
- 癒合部に適量を塗布する
- (参考)臨床応用:一般手術後の皮膚接着、血管接着への応用は次のとおりである
- 1.皮膚接着法:被覆法による
- 切開創を適当な方法(手指、支持縫合、その他(接着器))により寄せ合わせ、テトロンなどの布片を巾約1.5cm、長さは創の長さよりやや長く切りその上にのせ、その上から本品の必要最小量を滴下し、鉗子の先などで布片全体にうすく延ばす
- [注意事項]前記の方法を実施するに当り、次記の諸点に注意する
- 1).本品を大量に用いると、これが重合し硬化するまでに時間がかかり、また布片の外側にまでひろがって、以後の操作を困難にするので、本品の使用量は必要最小量にとどめる
- 2).接着部位は、使用前に十分に止血して(必要によっては塩酸エピネフリンなどの末梢血管収縮剤を使用)使用する
- 3).被覆したテトロンなどの布片は、接着後1週間経過すると皮膚より容易に剥離する
- 4).本品使用に際して、手術創腔の筋層は予め縫合しておく
- 2.血管接着法:1).動静脈縦切開修復法:創傷附近の外膜を除去した後、本品を直接塗布するか、又は3~5mmの間隔で疎な連続縫合を行なった後、塗布する
- 2).損傷内膜修復法:血管内膜損傷部に本品を直接塗布し、剥離した内膜をピンセットなどでなるべく延ばして貼付する
- 3).動静脈端々吻合法:小血管の場合3~4針の疎な縫合を行なって接合させ、本品を直接塗布する
- 大血管又は代用血管移植の場合は、支持管を用いて被覆接着法を行なう
- [注意事項]前記の方法を実施するに当り、次記の諸点に注意する
- 1).皮膚接着法と同様、本品は少量をうすくのばし、内腔に漏出しないように注意して使用する
- 本品を大量に用いると、接着部位の硬化、重合熱などが起こり、組織の癒合を妨げることがある
- 2).血管の内腔狭窄をさけるため、血管をなるべく拡大した状態で接着する
- 3).重合完成を待つため、血流再開時まで少なくとも1分程度放置する
- 4).接着部位は、本品を使用する前に、十分に止血乾燥させる必要があるが、これには血管鉗子で血流を遮断し、周辺の血液を乾燥ガーゼで清拭しておく
- 5).接着には、特定の器具を必要とせず、通常血管外科で使用する普通のもので十分である
- この他適宜ピンセット、へら又は筆などを使用してもさしつかえない
- なお、以上の他、本品は外科、産婦人科、泌尿器科、口腔外科領域において使用されている
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。