処方薬
フルコナゾール静注液0.2%「F」
後発
フルコナゾール静注液0.2%「F」の基本情報
フルコナゾール静注液0.2%「F」の概要
商品名 | フルコナゾール静注液0.2%「F」 |
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一般名 | フルコナゾール注射液 |
薬価・規格 | 1622.0円 (0.2%50mL1袋) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 | 富士製薬 |
ブランド | フルコナゾールカプセル50mg「F」 他 |
YJコード | 6290401A4055 |
レセプト電算コード | 620000295 |
フルコナゾール静注液0.2%「F」の主な効果と作用
真菌 (カビ)の発育をおさえ、殺す働きがあります。- 真菌(カビ)の感染が原因となる各種真菌
感染症 の治療や予防をするお薬です。
フルコナゾール静注液0.2%「F」の用途
フルコナゾール静注液0.2%「F」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
浮腫、下痢、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇、剥脱性皮膚炎、嘔気、食欲不振、嘔吐
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、血管浮腫、顔面浮腫、そう痒、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、薬剤性過敏症症候群、発疹、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化、無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少、白血球減少、貧血、重篤な血液障害、急性腎障害、重篤な腎障害、肝障害、黄疸、肝炎、胆汁うっ滞性肝炎、肝壊死、肝不全、意識障害、錯乱、見当識障害、痙攣、神経障害、高カリウム血症、心室頻拍、QT延長、不整脈、Torsades de Pointes、心室細動、房室ブロック、徐脈、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、肺音異常、捻髪音、偽膜性大腸炎、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢
上記以外の副作用
口渇、しゃっくり、腹部不快感、消化不良、鼓腸放屁、頭痛、手指のこわばり、眩暈、傾眠、振戦、BUN上昇、クレアチニン上昇、乏尿、代謝異常、低カリウム血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、高血糖、好中球減少、脱毛、倦怠感、熱感、血管痛、味覚倒錯、副腎機能不全
フルコナゾール静注液0.2%「F」の用法・用量
- 1.成人:1).カンジダ症:フルコナゾールとして50~100mgを1日1回静脈内に投与する
- 2).クリプトコッカス症:フルコナゾールとして50~200mgを1日1回静脈内に投与する
- なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できる
- 3).造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:フルコナゾールとして400mgを1日1回静脈内に投与する
- 2.小児:1).カンジダ症:小児にはフルコナゾールとして3mg/kgを1日1回静脈内に投与する
- 2).クリプトコッカス症:小児にはフルコナゾールとして3~6mg/kgを1日1回静脈内に投与する
- なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として12mg/kgまで増量できる
- 3).造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:小児には、フルコナゾールとして12mg/kgを1日1回静脈内に投与する
- なお、患者の状態に応じて適宜減量する
- 但し、1日量として400mgを超えない
- 3.新生児:1).生後14日までの新生児には、フルコナゾールとして小児と同じ用量を72時間毎に投与する
- 2).生後15日以降の新生児には、フルコナゾールとして小児と同じ用量を48時間毎に投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
フルコナゾール静注液0.2%「F」の使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
フルコナゾール静注液0.2%「F」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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トリアゾラム | 代謝遅滞による血中濃度の上昇・作用の増強及び作用時間延長 |
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン | 血中濃度が上昇し血管攣縮等の副作用 |
ジヒドロエルゴタミン | 血中濃度が上昇し血管攣縮等の副作用 |
キニジン | 血中濃度が上昇、QT延長、Torsades de Pointes |
キニジン硫酸塩水和物 | 血中濃度が上昇、QT延長、Torsades de Pointes |
ピモジド | 血中濃度が上昇、QT延長、Torsades de Pointes |
セレコキシブ | 血中濃度が上昇 |
フルバスタチン | 血中濃度が上昇 |
HMG-CoA還元酵素阻害剤 | 血中濃度が上昇 |
アトルバスタチン | 血中濃度が上昇 |
シンバスタチン | 血中濃度が上昇 |
リバーロキサバン | 血中濃度が上昇 |
三酸化ヒ素 | QT延長、心室頻拍<Torsades de Pointesを含む> |
アスナプレビル | 血中濃度が上昇することにより肝胆道系の副作用が発現しまた重症化 |
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル | 血中濃度が上昇することにより肝胆道系の副作用が発現しまた重症化 |
アゼルニジピン | イトラコナゾールとの併用によりアゼルニジピンのAUCが上昇 |
アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル | イトラコナゾールとの併用によりアゼルニジピンのAUCが上昇 |
ロミタピド | 血中濃度が著しく上昇 |
ブロナンセリン | 血中濃度が上昇し作用が増強 |
ルラシドン | 血中濃度が上昇し作用が増強 |
ワルファリン | プロトロンビン時間の延長、著しいINR上昇、出血傾向<挫傷・鼻出血・消化管出血・血尿・下血等> |
フェニトイン | 血中濃度上昇 |
イブプロフェン | 血中濃度上昇 |
フルルビプロフェン | 血中濃度上昇 |
ロサルタン | 血中濃度上昇、活性代謝物であるカルボン酸体の血中濃度減少 |
ミダゾラム | 血中濃度上昇 |
エプレレノン | 血中濃度上昇 |
メサドン | 血中濃度上昇 |
Ca拮抗剤<アゼルニジピンは併用禁忌> | 血中濃度上昇 |
ニフェジピン | 血中濃度上昇 |
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤 | 血中濃度上昇 |
ビンクリスチン | 血中濃度上昇 |
ビンブラスチン | 血中濃度上昇 |
エリスロマイシン | 血中濃度上昇 |
タクロリムス水和物 | 血中濃度上昇、腎障害 |
シクロスポリン | 血中濃度上昇、腎障害 |
トルバプタン | 血中濃度上昇、作用が増強 |
フェンタニール | 血中濃度上昇 |
テオフィリン | 血中濃度上昇 |
経口避妊薬 | 血中濃度上昇 |
スルホニルウレア系薬剤 | 血中濃度上昇、低血糖 |
クロルプロパミド | 血中濃度上昇、低血糖 |
グリベンクラミド | 血中濃度上昇、低血糖 |
ジドブジン製剤 | 血中濃度上昇 |
カルバマゼピン | 血中濃度が上昇し悪心・嘔吐・眩暈・複視 |
リファブチン | AUC上昇、作用が増強 |
リトナビル | AUC上昇 |
オキシコドン | AUC上昇 |
ナテグリニド | AUC上昇、血中濃度半減期の延長 |
ジアゼパム | AUC上昇、血中濃度半減期の延長 |
アブロシチニブ | 作用が増強 |
アミトリプチリン | 作用が増強 |
ノルトリプチリン | 作用が増強 |
イブルチニブ | 副作用が増強 |
ラロトレクチニブ | 副作用が増強 |
レンボレキサント | 血中濃度上昇の報告があり傾眠等の副作用が増強 |
トレチノイン | 中枢神経系の副作用 |
トファシチニブ | AUCが79%・Cmaxが27%増加 |
シクロホスファミド水和物 | ビリルビンの上昇、クレアチニンの上昇 |
リファンピシン類 | 本剤の血中濃度の低下及び血中濃度半減期の減少 |