処方薬
ベクルリー点滴静注用100mg

ベクルリー点滴静注用100mgの基本情報

ベクルリー点滴静注用100mgの概要

商品名 ベクルリー点滴静注用100mg
一般名 レムデシビル注射用
薬価・規格 - 円 (100mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 ギリアド・サイエンシズ
YJコード 62504A3D1025
添付文書PDFファイル

ベクルリー点滴静注用100mgの主な効果と作用

  • SARSコロナウイルス2(SARS-CoV-2)の増殖をおさえる働きがあります。
  • SARSコロナウイルス2(SARS-CoV-2)による感染症を治療するお薬です。

ベクルリー点滴静注用100mgの用途

  • SARS-CoV-2による感染症

ベクルリー点滴静注用100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

貧血、便秘、下痢、注入部位疼痛、疲労、高トランスアミナーゼ血症、注入に伴う反応、ALT増加、AST増加、トランスアミナーゼ上昇、プロトロンビン時間延長

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、ALT上昇、肝機能検査値異常、抱合型ビリルビン異常、ALP異常、INR異常、過敏症、Infusion Reaction、アナフィラキシー、低血圧、血圧上昇、頻脈、徐脈、低酸素症、発熱、呼吸困難、喘鳴、血管性浮腫、発疹、悪心、嘔吐、発汗、悪寒

上記以外の副作用

肝酵素上昇、肝機能検査値上昇、糸球体濾過率減少、血中クレアチニン増加、血中ビリルビン増加、高トリグリセリド血症、頭痛、浮動性めまい、不眠症、皮膚そう痒症、静脈炎

ベクルリー点滴静注用100mgの用法・用量

  • 通常、成人及び体重40kg以上の小児にはレムデシビルとして、投与初日に200mgを、投与2日目以降は100mgを1日1回点滴静注する
  • 通常、体重3.5kg以上40kg未満の小児にはレムデシビルとして、投与初日に5mg/kgを、投与2日目以降は2.5mg/kgを1日1回点滴静注する
    • なお、総投与期間は10日までとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 生理食塩液に添加し、30分から120分かけて点滴静注すること〔8.2、14.1参照〕
  • 7.2. 目安として、5日目まで投与し、症状の改善が認められない場合には10日目まで投与する
  • 7.3. 小児患者における薬物動態は不明である(小児患者における国内承認用法・用量は、生理学的薬物動態モデルによるシミュレーションに基づいて決定されたものであることに留意すること)〔9.7小児等の項、16.6.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ベクルリー点滴静注用100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重度腎機能障害
    • 小児でeGFRが30mL/min/1.73㎡未満
    • 成人でeGFRが30mL/min/1.73㎡未満
    • 正期産新生児<7日~28日>で血清クレアチニン1mg/dL以上
    • 乳児でeGFRが30mL/min/1.73㎡未満
    • 幼児でeGFRが30mL/min/1.73㎡未満
    • ALTが基準範囲上限の5倍以上
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ベクルリー点滴静注用100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ヒドロキシクロロキン硫酸塩 レムデシビルの抗ウイルス活性が低下
クロロキン レムデシビルの抗ウイルス活性が低下

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