処方薬
シュンレンカ皮下注463.5mg
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シュンレンカ皮下注463.5mgの基本情報

シュンレンカ皮下注463.5mgの概要

商品名 シュンレンカ皮下注463.5mg
一般名 レナカパビルナトリウム注射液
薬価・規格 3208604.0円 (1.5mL2瓶1組)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 ギリアド・サイエンシズ
YJコード 6250410A1025
レセプト電算コード 622945901
添付文書PDFファイル

シュンレンカ皮下注463.5mgの主な効果と作用

  • ウイルスによる感染症を治療するお薬です。
  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)の増殖をおさえる働きがあります。

シュンレンカ皮下注463.5mgの用途

  • 多剤耐性HIV-1感染症

シュンレンカ皮下注463.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

注射部位反応、注射部位腫脹、注射部位疼痛、注射部位結節、注射部位紅斑、注射部位硬結、注射部位そう痒感、注射部位漏出、注射部位不快感、注射部位腫瘤、注射部位血腫

上記以外の副作用

注射部位浮腫、注射部位潰瘍、悪心

シュンレンカ皮下注463.5mgの用法・用量

  • 通常、成人にはレナカパビル経口剤の投与開始後15日目に、レナカパビルとして927mgを皮下投与する
  • 以降は、927mgを6ヵ月に1回、皮下投与する
  • 投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 併用する抗HIV薬は、患者の治療歴及び薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考に選択すること
  • 7.2. 本剤の投与スケジュールを遵守すること
  • 投与スケジュールを遵守できなかった場合は、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること
  • 7.3. 本剤の2回目以降の投与は、投与予定日(本剤の最終投与日から26週間)の前後2週間以内に行うこと
  • 7.4. 本剤の最終投与日から28週間超経過したが、本剤投与を再開することが医療上適切である場合、レナカパビル経口剤の投与1日目から再開すること
  • レナカパビル経口剤を再開する際にはレナカパビル経口剤の電子添文を参照すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

シュンレンカ皮下注463.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • フェニトイン・フェノバルビタール投与中
    • リファンピシン投与中
    • ミトタン投与中
    • カルバマゼピン投与中
    • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与中
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • フェニトイン投与中
    • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中
    • ホスフェニトインナトリウム水和物投与中
    • ロミタピドメシル酸塩投与中
    • エンザルタミド投与中
    • アパルタミド投与中
    • 重度肝機能障害
    • 末期腎不全
    • クレアチニンクリアランス15mL/min未満
    • Child-Pugh分類C

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

シュンレンカ皮下注463.5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リファンピシン類 レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
フェニトイン レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
フェニトイン・フェノバルビタール レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
ホスフェニトインナトリウム水和物 レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
カルバマゼピン レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
アパルタミド レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
エンザルタミド レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
ミトタン レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
エファビレンツ レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
リファブチン レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
フェノバルビタール レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
ネビラピン レナカパビルの血漿中濃度が低下、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現
ロミタピドメシル酸塩 血漿中濃度が上昇
マレイン酸メチルエルゴメトリン 血漿中濃度が上昇
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン 血漿中濃度が上昇
ジゴキシン 血漿中濃度が上昇
直接経口抗凝固薬<DOAC> 血漿中濃度が上昇
リバーロキサバン 血漿中濃度が上昇
ダビガトラン 血漿中濃度が上昇
エドキサバン 血漿中濃度が上昇
シンバスタチン 血漿中濃度が上昇
ミダゾラム<経口> 血漿中濃度が上昇
トリアゾラム 血漿中濃度が上昇
キニジン 血漿中濃度が上昇
PDE5阻害薬 血漿中濃度が上昇
シルデナフィル 血漿中濃度が上昇
タダラフィル 血漿中濃度が上昇
バルデナフィル 血漿中濃度が上昇
全身性ステロイド剤 曝露量が著しく上昇
デキサメタゾン<全身投与> 曝露量が著しく上昇
ヒドロコルチゾン<全身性> 曝露量が著しく上昇
コルチゾン<全身性> 曝露量が著しく上昇
アタザナビル レナカパビルの血漿中濃度が上昇
リトナビル レナカパビルの血漿中濃度が上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

シュンレンカ皮下注463.5mgと主成分が同じ薬

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シュンレンカ皮下注463.5mgに関係する解説

HIVカプシド阻害薬(抗HIV薬)

  • シュンレンカ皮下注463.5mgは、HIVカプシド阻害薬(抗HIV薬)に分類される。
  • HIVカプシド阻害薬(抗HIV薬)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)のカプシド(ウイルスの核酸を包むタンパク質の殻)への阻害作用により、HIVの増殖を抑える薬。

HIVカプシド阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名

  • シュンレンカ
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