処方薬
ジャルカ配合錠
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ジャルカ配合錠の基本情報

ジャルカ配合錠の概要

商品名 ジャルカ配合錠
一般名 ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩錠
薬価・規格 5387.5円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ヴィーブヘルスケア
YJコード 6250115F1020
レセプト電算コード 622660701
添付文書PDFファイル

ジャルカ配合錠の主な効果と作用

  • ウイルスによる感染症を治療するお薬です。
  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)の増殖をおさえる働きがあります。

ジャルカ配合錠の用途

  • HIV-1感染症

ジャルカ配合錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、不眠症、異常な夢、浮動性めまい、うつ病、睡眠障害、自殺念慮、自殺企図、抑うつ気分、傾眠、不安

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇、薬剤性過敏症症候群、発疹、発熱、リンパ節腫脹、好酸球増多、遅発性の重篤な過敏症状、黄疸

上記以外の副作用

下痢、悪心、鼓腸、腹痛、上腹部痛、腹部不快感、皮膚そう痒、疲労、関節痛、体重増加、免疫再構築炎症反応症候群、食欲減退、体脂肪再分布、体脂肪蓄積、嘔吐、肝炎、筋肉痛、トランスアミナーゼ上昇、血清クレアチニン増加、総ビリルビン増加、CK増加

ジャルカ配合錠の用法・用量

  • 通常、成人には1回1錠(ドルテグラビルとして50mg及びリルピビリンとして25mg)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は、HIV-1感染症に対して1剤で治療を行うものであるため、他の抗HIV薬<リファブチン併用時のリルピビリンを除く>と併用しないこと(ただし、リルピビリンを追加投与する必要がある場合を除く)〔5.3、7.2参照〕
  • 7.2. 本剤とリファブチンを併用する場合は、リルピビリン製剤を1回25mg1日1回併用すること(なお、リファブチンの併用を中止した場合は、リルピビリン製剤の投与を中止すること)〔5.3、7.1、10.2、16.7.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジャルカ配合錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • リファンピシン投与中
    • プロトンポンプ阻害剤投与中
    • カルバマゼピン投与中
    • フェノバルビタール投与中
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • フェニトイン投与中
    • ホスフェニトインナトリウム水和物投与中
    • デキサメタゾン<全身投与><単回投与を除く>投与中
    • 低カリウム血症
    • 不整脈
    • 先天性QT延長症候群
    • 急性心筋虚血
    • 著しい徐脈
    • B型肝炎ウイルス重複感染
    • C型肝炎ウイルス重複感染
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジャルカ配合錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リファンピシン類 ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
カルバマゼピン ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェニトイン ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ホスフェニトインナトリウム水和物 ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェノバルビタール ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外><経口> ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
多価陽イオン含有製剤<服用> ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
水酸化アルミニウム<服用> ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
沈降炭酸カルシウム<経口> ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
デキサメタゾン<全身投与> リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
プロトンポンプ阻害剤 リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
オメプラゾール リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ランソプラゾール リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ラベプラゾールナトリウム リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
エソメプラゾールマグネシウム水和物 リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ボノプラザンフマル酸塩 リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
リファブチン リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
H2受容体拮抗剤 リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ファモチジン リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
シメチジン リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ニザチジン リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ラニチジン塩酸塩 リルピビリンの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
塩酸ピルジカイニド 血中濃度を増加、心室頻拍・洞停止及び心室細動等の発現及び重篤化
鉄剤<服用> ドルテグラビルの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
カルシウム経口剤 ドルテグラビルの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
塩酸メトホルミン 血中濃度を上昇
クラリスロマイシン リルピビリンの血中濃度が上昇
エリスロマイシン リルピビリンの血中濃度が上昇
メサドン塩酸塩 血中濃度を低下
QTを延長する薬剤 QT延長、心室性頻拍<Torsade de Pointesを含む>
アミオダロン塩酸塩 QT延長、心室性頻拍<Torsade de Pointesを含む>
ソタロール塩酸塩 QT延長、心室性頻拍<Torsade de Pointesを含む>

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • カルシウム・マグネシウム・鉄などを含むもの<牛乳、乳製品、バジル、海苔、ひじき など>

ジャルカ配合錠と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 5387.5円 (1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ヴィーブヘルスケア
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ジャルカ配合錠に関係する解説

インテグラーゼ阻害薬・非核酸系逆転写酵素阻害薬配合剤(抗HIV薬)

  • ジャルカ配合錠は、インテグラーゼ阻害薬・非核酸系逆転写酵素阻害薬配合剤(抗HIV薬)に分類される。
  • インテグラーゼ阻害薬・非核酸系逆転写酵素阻害薬配合剤(抗HIV薬)とは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の宿主細胞(リンパ球細胞など)への感染を成立するために必要な酵素(インテグラーゼ及び逆転写酵素)を阻害することで、ウイルス増殖を抑える薬。

インテグラーゼ阻害薬・非核酸系逆転写酵素阻害薬配合剤(抗HIV薬)の代表的な商品名

  • ジャルカ配合錠
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