処方薬
テビケイ錠50mg
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テビケイ錠50mgの基本情報

テビケイ錠50mgの概要

商品名 テビケイ錠50mg
一般名 ドルテグラビルナトリウム錠
薬価・規格 3214.1円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ヴィーブヘルスケア
YJコード 6250038F1023
レセプト電算コード 622336201
識別コード SV572
添付文書PDFファイル

テビケイ錠50mgの主な効果と作用

  • ウイルスによる感染症を治療するお薬です。
  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)の増殖をおさえる働きがあります。

テビケイ錠50mgの用途

テビケイ錠50mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

免疫再構築炎症反応症候群、頭痛、不眠症、めまい、異常な夢、うつ病、不安、悪心、下痢、嘔吐、上腹部痛

起こる可能性のある重大な副作用

薬剤性過敏症症候群、発疹、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、好酸球増多、遅発性の重篤な過敏症状、黄疸、AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇

上記以外の副作用

鼓腸、腹部不快感、腹痛、肝炎、皮膚そう痒、疲労、関節痛、筋肉痛、クレアチニン上昇、体重増加、自殺念慮、自殺企図、CK上昇

テビケイ錠50mgの用法・用量

  • 通常、成人には次の用法・用量で経口投与する
  • 本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる
  • 投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること
  • 〈未治療患者、インテグラーゼ阻害薬以外の抗HIV薬による治療経験のある患者〉ドルテグラビルとして50mgを1日1回経口投与する
  • 〈インテグラーゼ阻害薬に対する耐性を有する患者〉ドルテグラビルとして50mgを1日2回経口投与する
    • なお、12歳以上及び体重40kg以上の未治療、インテグラーゼ阻害薬以外の抗HIV薬による治療経験がある小児患者には、ドルテグラビルとして50mgを1日1回経口投与できる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈未治療患者、インテグラーゼ阻害薬(INSTI)以外の抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)薬による治療経験のある患者〉本剤とエトラビリンを併用する場合は、(リトナビルでブーストしたアタザナビル、ダルナビル、ロピナビルと併用投与しない場合)本剤を50mg1日2回に増量投与し、未治療患者、インテグラーゼ阻害薬(INSTI)以外の抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)薬による治療経験のある患者でエファビレンツ、ネビラピン、カルバマゼピン、リファンピシン、フェニトイン、ホスフェニトイン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品を併用する場合は、本剤を50mg1日2回に増量投与すること〔10.2、16.7.3参照〕
  • 7.2. 〈INSTIに対する耐性を有する患者〉本剤とエトラビリンを併用する場合は、リトナビルでブーストしたアタザナビル、ダルナビル又はロピナビルのいずれかを併用投与すること〔10.2、16.7.3参照〕
  • 7.3. 〈INSTIに対する耐性を有する患者〉本剤とエファビレンツ、ネビラピン、ホスアンプレナビルカルシウム水和物+リトナビル、カルバマゼピン又はリファンピシンを併用しないこと〔10.2、16.7.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

テビケイ錠50mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

テビケイ錠50mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
塩酸ピルジカイニド 血漿中濃度を増加、心室頻拍・洞停止及び心室細動等の発現及び重篤化
エトラビリン 本剤の血漿中濃度をCmaxで52%・Cτで88%低下
エファビレンツ 本剤の血漿中濃度をCmaxで39%・Cτで75%低下
ネビラピン 本剤の血漿中濃度を低下
フェニトイン 本剤の血漿中濃度を低下
ホスフェニトイン 本剤の血漿中濃度を低下
フェノバルビタール 本剤の血漿中濃度を低下
ホスアンプレナビルカルシウム水和物 本剤の血漿中濃度をCmaxで24%・Cτで49%低下
リトナビル 本剤の血漿中濃度をCmaxで24%・Cτで49%低下
カルバマゼピン 本剤の血漿中濃度をCmaxで33%・Cτで73%低下
リファンピシン類 本剤の血漿中濃度をCmaxで43%・Cτで72%低下
多価陽イオン含有製剤<服用> 本剤の血漿中濃度をCmaxで72%・C24で74%低下
マグネシウム製剤経口剤 本剤の血漿中濃度をCmaxで72%・C24で74%低下
アルミニウム<服用> 本剤の血漿中濃度をCmaxで72%・C24で74%低下
鉄剤<服用> 本剤の血漿中濃度をCmaxで35%・C24で32%低下
カルシウム経口剤 本剤の血漿中濃度をCmaxで35%・C24で32%低下
塩酸メトホルミン 血漿中濃度をCmaxで66%上昇、血漿中濃度をCmaxで111%上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • アルミニウムを含むもの
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • カルシウム・マグネシウム・鉄などを含むもの<牛乳、乳製品、バジル、海苔、ひじき など>

テビケイ錠50mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 3214.1円 (50mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ヴィーブヘルスケア
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テビケイ錠50mgに関係する解説

インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)

  • テビケイ錠50mgは、インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)に分類される。
  • インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)とは、インテグラーゼという酵素を阻害することで、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の宿主細胞への遺伝子組み込みを阻害し感染拡大を抑える薬。

インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名

  • アイセントレス
  • テビケイ
  • ボカブリア
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