処方薬
オセルタミビルDS3%「サワイ」
後発

オセルタミビルDS3%「サワイ」の基本情報

オセルタミビルDS3%「サワイ」の概要

商品名 オセルタミビルDS3%「サワイ」
一般名 オセルタミビルリン酸塩シロップ用
薬価・規格 82.4円 (3%1g)
薬の形状
内用薬 > 液剤 > シロップ用
内用薬 > 液剤 > シロップ用のアイコン
製造会社 沢井製薬
YJコード 6250021R1032
レセプト電算コード 622638901
添付文書PDFファイル

オセルタミビルDS3%「サワイ」の主な効果と作用

  • インフルエンザウイルスの増殖をおさえる働きがあります。
  • インフルエンザの治療や予防をするお薬です。

オセルタミビルDS3%「サワイ」の用途

  • A型インフルエンザウイルス感染症
  • A型インフルエンザウイルス感染症の予防
  • B型インフルエンザウイルス感染症
  • B型インフルエンザウイルス感染症の予防

オセルタミビルDS3%「サワイ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、発疹、紅斑、多形紅斑、嘔吐、腹痛、悪心、ALT増加、AST増加、鼻出血、気管支炎

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、蕁麻疹、顔面浮腫、喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下、肺炎、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、重篤な肝炎、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇、著しいAl-P上昇、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、急性腎障害、白血球減少、血小板減少、精神・神経症状、異常行動、意識障害、譫妄、幻覚、妄想、痙攣、出血性大腸炎、虚血性大腸炎、血便、血性下痢

上記以外の副作用

低体温、浮腫、ST上昇、皮下出血、口唇炎、メレナ、吐血、消化性潰瘍、腹部膨満、口腔内不快感、食欲不振、めまい、頭痛、不眠症、感覚鈍麻、悪夢、上室性頻脈、心室性期外収縮、心電図異常、動悸、γ-GTP増加、Al-P増加、血尿、蛋白尿、好酸球数増加、咳嗽、視覚障害、視野欠損、視力低下、霧視、複視、眼痛、疲労、不正子宮出血、耳障害、耳灼熱感、耳痛、血中ブドウ糖増加、背部痛、胸痛、皮膚そう痒症、口内炎、潰瘍性口内炎、便異常、激越、嗜眠、傾眠、振戦、結膜炎、発熱

オセルタミビルDS3%「サワイ」の用法・用量

  • 〈治療〉成人通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日2回、5日間、用時懸濁して経口投与する
  • 小児通常、オセルタミビルとして次の1回用量を1日2回、5日間、用時懸濁して経口投与する
  • ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする
  • 幼小児の場合:2mg/kg(ドライシロップ剤として66.7mg/kg)
  • 新生児、乳児の場合:3mg/kg(ドライシロップ剤として100mg/kg)
  • 〈予防〉成人通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、7~10日間、用時懸濁して経口投与する
  • 小児通常、オセルタミビルとして次の1回用量を1日1回、10日間、用時懸濁して経口投与する
  • ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする
  • 幼小児の場合:2mg/kg(ドライシロップ剤として66.7mg/kg)
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈治療〉インフルエンザ様症状の発現から2日以内に投与を開始すること(症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない)
  • 7.2. 〈予防〉インフルエンザウイルス感染症患者に接触後2日以内に投与を開始すること(接触後48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていない)
  • 7.3. 〈予防〉インフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は、本剤を連続して服用している期間のみ持続する
  • 7.4. 〈効能共通〉成人の腎機能障害患者では、血漿中濃度が増加するので、腎機能の低下に応じて、次のような投与法を目安とすること(外国人における成績による)〔8.2、9.2.1、16.6.3参照〕
  • 1). 〈治療〉成人の腎機能障害患者では、血漿中濃度が増加するので、腎機能の低下に応じて、次のような投与法を目安とすること;①Ccr>30mL/分:1回75mg1日2回、②10mL/分<Ccr≦30mL/分:1回75mg1日1回、③Ccr≦10mL/分:推奨用量は確立していない[Ccr:クレアチニンクリアランス]
  • 2). 〈予防〉成人の腎機能障害患者では、血漿中濃度が増加するので、腎機能の低下に応じて、次のような投与法を目安とすること;①Ccr>30mL/分:1回75mg1日1回、②10mL/分<Ccr≦30mL/分:1回75mg隔日又は1回30mg1日1回、③Ccr≦10mL/分:推奨用量は確立していない[Ccr:クレアチニンクリアランス]
  • (参考)国外では、幼小児における本剤のクリアランス能を考慮し、次に示す体重群別固定用量が用いられている〔16.6.1参照〕
  • 1). 体重15kg以下の幼小児:固定用量はオセルタミビルとして1回30mg(治療に用いる場合は1日2回、予防に用いる場合は1日1回)
  • 2). 体重15kgを超え23kg以下の幼小児:固定用量はオセルタミビルとして1回45mg(治療に用いる場合は1日2回、予防に用いる場合は1日1回)
  • 3). 体重23kgを超え40kg以下の幼小児:固定用量はオセルタミビルとして1回60mg(治療に用いる場合は1日2回、予防に用いる場合は1日1回)
  • 4). 体重40kgを超える幼小児:固定用量はオセルタミビルとして1回75mg(治療に用いる場合は1日2回、予防に用いる場合は1日1回)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

オセルタミビルDS3%「サワイ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

  • 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 体重40kgを超える幼小児(0歳〜14歳)
    • 体重15kgを超え23kg以下の幼小児(0歳〜14歳)
    • 体重15kg以下の幼小児(0歳〜14歳)
    • 体重23kgを超え40kg以下の幼小児(0歳〜14歳)
    • 高齢者(65歳〜)
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 2週齢未満の新生児(0日〜13日)
    • 腎機能障害を有する小児等(0歳〜14歳)
  • 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 体重40kgを超える幼小児(0歳〜14歳)
    • 体重15kgを超え23kg以下の幼小児(0歳〜14歳)
    • 体重15kg以下の幼小児(0歳〜14歳)
    • 体重23kgを超え40kg以下の幼小児(0歳〜14歳)

オセルタミビルDS3%「サワイ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ワルファリン プロトロンビン時間が延長
経鼻弱毒生インフルエンザワクチン 効果が得られない

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オセルタミビルDS3%「サワイ」に関係する解説

抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)

  • オセルタミビルDS3%「サワイ」は、抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)に分類される。
  • 抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)とは、インフルエンザウイルスの増殖を抑え、インフルエンザ感染症の治療や予防に用いられる薬。

抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)の代表的な商品名

  • タミフル
  • リレンザ
  • イナビル
  • ラピアクタ
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